0596004990 『0596004990』なんて本が。
買うしか。
しかし、表紙はオウム(Parrot)じゃないのね。まあ、 Parrotは単なる処理系だし、Perl6専用じゃもんなあ。
それはわからないでもないが、「バーバリーシープ」というのはどういうこと? 0596002149であれだけ羊をお願いしたのにヤギにしたくせに。
IA64、x86-64, ppc64などで動かないというレポートがあり、 どうやらrb_node_newnode()がキャストなしでintの引数を受けるのがまずいらしい。 あの関数はちゃんとしたプロトタイプもないしな。
パッチを作ってくださった方も いるのだが、このパッチはあまり良くなさそうだ。ppc64では動かないみたいだし。
ということで、きちんとしたプロトタイプとキャストを行う変更を行ってみた。 さきほどコミットしたので上記アーキテクチャで試せる人は試してみてほしい。
しかし、これに限らず、自分が持っていなくて固定的なメンテナーがいないアーキテクチャの面倒は大変だ。 AIXでコンパイルが通らないというレポートも来ているんだが、どうやって直したもんだか。
langsmithで発表された新言語。 スクリプト言語でありながら静的な型を持つのが特長。 まだ荒削りだけど結構面白いことになりそう。
正直なところ、同じ領域でありながら、Rubyとはことごとくデザイン決定が逆向きなのだが、 それがかえって面白い。同じようなものが乱立しても違いがあまりなくてつまらないものね。
Eric Raymondが「もうGPL要らないじゃん」と言ったというインタビュー。
実はまだ中身はしっかり読んでないんだけど。 彼の立場からはそうなのかもしれない。 GPLで一生懸命自由を保証しようとしなくても、 もっと緩い、たとえばApacheライセンスやBSDライセンスでも 大きな問題は起きていないじゃないか、という主張なら(すいません、まだ確認してません)、 分からないでもない。
でも、実はGPLは、 ビジネスの立場からオープンソースソフトウェアにかかわる人々にとっての武器になっている。 たとえばGPLの「ソース非公開不可」という条件は、 ソース非公開なソフトウェアを利用したい人に非GPLライセンスを売るという(Stallmanは気分を悪くしそうな)ビジネスを成立させているし、 またビジネスとして金をかけたソフトウェアのソースコードを ライバルが勝手に利用していた場合、GPLは訴訟によってライバルを叩く武器となる。 BSDライセンスではそうはいかない。
そういう意味では、ビジネスを含む殺伐系オープンソース界はまだまだGPLを必要としている、 ような気がする。
それはStallmanの望んだ世界ではないのかもしれないけど。
Ruby on Railsトレーニング2日目になると、実践的な内容が多く、 受講者はPCに向かいながら自分のWebアプリケーションを作ることになる。 ちょっと意外な引っかかり方をしている人もいたりして、 ある意味、参考になる。
私は引き続き原稿を書いていた。 なんか、今週から来週にかけて
があり、〆切に追われているのだ。内職、内職。
しかし、夕方には別の約束がある。 六本木ヒルズにある某IT企業(って隠さなくてもいいのかなあ)と 約束があるので移動。
で、会社概要や今後の計画などについて話を聞いた後、 社内見学させてもらう。こんな偉い人の時間をこんなにとってもらっていいのだろうか、 と思うくらい、丁寧に対応してもらえた。
要するに将来を見越した技術のためにラボを開設したい、とか、 国産技術としてRubyもサーベイしたいとか、そんな話。
また、システムのスケーラビリティに関して 実際の経験に基づく非常に興味深い話をたくさん聞かせてもらった。 我々が日常触れるような数台レベルのWebシステムとはまったく違った挙動が 見れるものなのだなあ。 新規に追加した千ラックのデータセンターが「2年はもたないでしょう」とは驚いた。 スケールが違う。
そのまま夕食に沖縄料理を。実は初体験なのでうれしい。 予想通りというか、予想以上においしかった。
もう新作が出た。こっちの方が使いやすそう。
今までのW-ZERO3にはなかなか手が出なかったけど、 この[es]は魅力的だなあ。標準で予測変換もできるみたいだし。 とはいえ、無線LANがないのはちょっと悲しい。
旭川SOHO協議会の会長さん、副会長さんにエスコートしていただいて、 いまや日本で一番人気の動物園である旭山動物園へ。
「なぜ旭川なのに旭山か」という素朴な質問に対しては、 「動物園が旭山という山にある」という答えが。なるほど。
昔から旭川の子供たちの遠足の地であった動物園は しかし90年代には不人気から閉園の危機にあったとか。 しかし、創意工夫でここまでもってきたとか。
今は人気のために施設が新設されたりしているが、 老朽化した施設の中で工夫をして人気を集めたという話の方が (プロジェクトXに感動しがちな)私たちの心を打つかもしれない。
で、印象は「近い...」であった。 訪問中、何度もこの言葉をつぶやいた。 ほんとに動物たちとの距離が非常に近い。
ま、単に距離だけで言えば、松江フォーゲルパークでの 鳥との距離も負けてないところがあると思うが、 旭山動物園の場合、 特にペンギンやシロクマ、アザラシのように 動きのある(派手な)動物との距離が近いのが印象的である。
平日午前だというのに人が一杯であった。すばらしい。
今日のお昼も塩ラーメンであった。 が、今日のは昨日と違って白湯スープを使ったもので、 外見は博多の豚骨スープみたい。
濃厚な味わいであった。 お店の名前を忘れてしまったのが悔やまれる。
で、ちょっと羽田経由で松江に帰る。
帰りは乗り継ぎが悪くて、 羽田で2時間ほど待つことになっていた、のだが、 「楽天技術研究所について取材したい」という話で、 このタイミングで、楽天の人と、日経の人とを羽田に呼びつけて(えらそー)、 取材を受ける。
ちゃんと「楽天の中の人」として仕事ができたかな。 まだまだ新米だけど
Rhino on Railsについての、Steve Yegge本人による「釈明」。
端で揶揄されるほどRhino on Railsは馬鹿げた技術的選択ではないということ。 ま、そうだろうとも。
ゼンド・ジャパンは頑張っている(ように見える)。
オープンソースにどっぷりの身からは、こういうのがどこまで有効なのか 全然わからないんだけど、スーツな人にとってはこういうのが安心感を提供する、 のかもしれない。ま、それでスーツな人が大満足して オープンソースがうまく行くのであれば、それくらいのことはなんでもない気がする。
平鍋さんとの対談シリーズ、第三回(全6回)。
今回はLispとRubyの関係。
「RubyとPythonはLispの別の側面を受け継いでいる」とかは 他人には話したことのないネタかもしれない。