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Matzにっき

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2007年12月10日 [長年日記]

_ Thinkpad

もう、ほぼ落ち着いたのだが、やや不満がある。

  1. eth1になったこと。znzさんのご指摘通り、 /etc/udev/rules.d/z25_persistent-net.rulesを書き換えたら直ったけど。 なんでここが書き換わったんだろう。
  2. サスペンドからの復帰にたまに失敗する。X31のACPIのできが悪いせいかも
  3. サスペンドから復帰するとネットワークが切れる。gnome-power-managerが 悪さしているのか。それともpowersavedか。簡単な設定では直らないみたい。
  4. sessionでアプリが自動起動するのは良いけど、ウィンドウサイズや位置を覚えててくれない。
  5. sessionでFirefoxが自動起動しない

まあ、4と5は以前の環境ではできていなかったので、贅沢なんだけど。

2はKernel起動時にAPMを指定することで解決。 ACPIの方が温度とかたくさん情報がとれるので(メーター好きには)嬉しいんだけどな。

3はpowsersavedをアンインストールしてみるか。

追記

powersavedが正解。apmdを代わりにインストールしたら、 ネットワークが切れなくなった。gnome-power-managerは APMだとバッテリ状態がわからないみたい。

バッテリアプレットがちゃんと動くからメーターとしては問題ないんだけど。

_ [OSS] OSCARアライアンスが解散へ - ITmedia エンタープライズ

発展的解消というプレスリリースだが、 まあ、結局はいろいろうまく行かなかったんだろうなあ。

やはりアプリケーションレイヤーでオープンソースというのはチャレンジが大きいのと 関係があるんだろうか。いや、オープンソースじゃなくてもチャレンジは大きいのだが。

アプリケーションレイヤーのように直接のユーザに近ければ近いほど、 いろいろな「注文」を一手に引き受けることになる。 日本のような「出来合いシステム」になじみのない環境では、 「ソフトに自分を合わせる」ということを要求するやり方は 受け入れられるためにかなり強い動機づけが必要になる。

それに比べたら、直接のユーザインタフェースを伴わない ミドルウェア、開発ツール、言語、OSはよっぽど簡単だ。 オープンソースソフトウェアの成功例がこのような分野に多いのは偶然ではないと思う。

とはいえ、アプリケーションレイヤーでの成功例もこれからどんどん出てきてほしいのだが。

(隠れた成功例: ORCA)

_ 安物買いの銭失い...開発をアウトソースしてはいけないという事例 - masayangの日記(ピスト通勤他

ボーイングが787の100億ドルの開発費を削減するために 積極的にアウトソーシングを押し進め、結果として20億ドル余計にかかった という話。

やはりコアな部分はアウトソースしてはいけない、ということだ。

ソフトウェア開発という多くの企業にとってそれなりに重要な部分を 受託開発という形で請け負っている会社の従業員としては 複雑な気持ちである。

が、みんながみんな結局はコア技術は自分のところで開発した方が良い ということに気がついちゃったら(実践できたら)、日本のIT業界は 完全にひっくり返るだろうな。

それでいいのか。いいのか。

_ 【IT Service Forum 2007】「摺り合わせ文化など日本には日本の良さがある」,国内SIベンダーの強みを力説:ITpro

で、思い出したのがしばらく前のこの記事。

いや、言ってることが間違いだとは思わない。

「日本には摺り合わせ文化があり,日本独自の文化と商習慣がある。社会基盤が異なる国で生まれた標準をそのまま適用するべきではない」(阿部氏)。

「システム開発において日本のSIベンダーはインドのSEと戦えるのか」という問いに対して「(顧客企業の業務ノウハウに強いなど)日本独自の世界でなら,日本がインドに負けるわけがない」と断言。「シリコン・バレーと同じことをしていたら,日本は他国に勝てるわけがない。逆に,日本独自の世界でなら,他国に負けるわけがない」

それは確かにそうなんだけど、それって「日本的な環境がこれからも維持されたら」とか 「日本だけで十分な市場規模が維持できたら」とか、 「日本の独自文化を維持するためのコストが正当化されるなら」というような、 今となってはいつまで続くかわからない暗黙の前提があるのではないか。 特に最後のが一番怪しい。

幕末期に「近接戦闘なら武士が負けるはずがない」と 言ってるようなもので、明治維新で武士という身分そのものがなくなってしまうような 前提条件がひっくり返りそうな気配が見える時に、 トップがそんな危機感のなさを公言してしまうのは、こちらが空恐ろしさを覚える。


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