一次審査を突破した16作品(個人8作品、団体8作品)から選考する。
公表前なので詳細は避けるが、 印象に残ったのは中学生による作品である。 規模や複雑さはさほどでもないけれども、 なかなか光るものがある作品があった。
あと、言語処理系(を含むもの)が二作品もあった。 完成度はともかく若いうちから言語について考える人がいるという事実が 嬉しくもあり、頼もしくもあり。
さんざん悩んだが、最終選考(9/2)に進む作品をいくつか選んだ。 ここからは本人たちによるプレゼンテーションで大賞や佳作が選ばれることになる。
Rubyのことを気に入ってくださっていたという元東京大教授の渕一博さん死去に関連して、高橋さんの『思っているよりもずっとずっと人生は短い。』より。
例えば、経産省が50億円くらいを費やして、「21世紀の情報産業をリードするプログラミング言語を開発する」と音頭をとり、10年かけてできた言語がRubyだとしたら、プロジェクトとしては成功したことになるのだろうか。
なるのだろうか。
10年50億もかけてれば、もうちょっとマシな言語になっているような気もするし、 逆に総覧的で結局一般受けはしなかったような気もする。