IPAとOSS推進フォーラムが今年から「日本OSS貢献者賞」なる賞を創設し、 その今年の受賞者として選ばれたということで、東京まで出掛けていく。
浜松町でお昼を食べてから、秋葉原へ。 ブックタワーで本を物色しているうちにすごい雨に。 やや濡れながら会場へ。
受賞式は5時前なのに、3時頃に着いちゃって、 えらい早くついたなと思っていたら、他の人たちも早くやってくる。 どうやらリハーサルなどがあるので早く来てくれということだったらしい。 あんまりちゃんとメール読んでなかったのだが、怪我の功名だったらしい。
プレゼン用スライドデータの提出も〆切過ぎてたしな。
今年の受賞者は以下の通り。
まあ、自分で言うのもなんだが、ある意味順当な人選ではないかと。 あまり名前が知られていない人だと「なに貢献したの」って突っ込まれるだろうし。 OSSを支援するということでは逆にあまり知られていない人を表彰するのが良いのかもしれないが、 今回のはあくまでも「貢献者賞」だしな。
ガラス製の立派な盾をいただいた。こんなのは大川出版賞を頂いて以来か。 副賞はOSS推進フォーラム参加企業からノートパソコンを提供してもらった。
機種は以下の通り。
最初、くじびきという話だったが、受賞者の間で談合が行われ、
である。しかし、これだけ読むと余りもののように感じられるかもしれない鵜飼さんへのマシンだが、 実はバケモノのようなマシンで、
正直、私も欲しかったのだが、妻へのプレゼントとしてこんなの持ち帰っても、 宝の持ち腐れである。鵜飼さんに譲ったというのが正解だ。
リハーサルの甲斐あって、 受賞式は無事進行。リハーサルでは司会者が私の名前を「ひろゆき」と読んでしまい、 思わず訂正してしまったのだが(いつものことだ)、 本番では司会者は間違えなかったものの、受賞のその場でやっぱり「ひろゆき」と読まれる一幕があった。 また、高林くんのことを「高橋さん」と読んでしまった人もいた。
名前重要。
受賞式の第二部では、受賞者によるプレゼンテーションが行われた。 事前に何について話してください、とかはなかったので、自由なテーマで。 しかし、鵜飼さんのスライドがかっこいいので、後ろの方の発表者は直前に「どうしよう」とかつぶやいていたのは秘密だ。
それぞれの持ち時間は8分しかなかったので、ま、簡単な話しかできなかった。 私は自分のプロジェクトの話や自己紹介を一切しなかったのだが、 他の人たちはそれだけでほとんどの時間を費してしまっていた。
私はまあ面白ければいいやと思って、 地獄と極楽の法話*1について。あと人材の流動化について。
懇親会ではいろんな人と話ができた。特に普段なかなか会えない大企業の偉い人とお話ができたのは貴重な機会だと思う。御馳走も十分食べられたし。
IPAも限られた予算の中でこれだけのことを実現したのはたいしたものだと思う。 でも、来年の人のために宿泊費は支払える体制にした方が良いと思う。 今回は交通費は支給してもらえたが、宿泊費は自腹。
まあ、ホテル1泊ぶんでノートPCもらえたんだから得な取り引きだけど。
OSS貢献者賞はメディアでも取り上げられた。
*1 地獄にも極楽にもごちそうの大皿と長い箸がある。地獄の亡者は箸が長すぎて食べられなくて悪態をつくが、極楽の人たちはお互いに食べさせあう。有名な話だが、私が最初に知ったのは『エースをねらえ』