昨日から泊まりに来ている姪が元気よく遊んでいる。 2才児にはコンピュータが大変珍しいらしく、PCを開けていると邪魔しに来る。 当然、プレゼンの準備はできない。
自宅にいても騒がしいだけなので、近所の水族館に出かける。 宍道湖周辺の生物を集めた小さな水族館である。 まあ、気晴らしになった。
夜は夜で、Linux Magazineの原稿が足りなかったぶんを書き足したり、 明日の日曜日の準備があったりして、さっぱりプレゼンは進まない。 まあ、いままでもこうやって〆切に追われてもなんとか片づけてきたので、 最終的にはつじつまを合わせられると思うけど、プレッシャーとストレスは高まる。
ところで、こんなことして原稿書きばかりしてるからRiteとか進まないんだろうか。
笹田さんが仮想マシンの実装でdirect jumpとswitchの比較をやっておられる。 このdirect jumpで
#define NEXT() goto *((void *)(codes[pc]))
となっている部分を、ラベル直後で
#define NEXT0() addr = (void *)(codes[++pc])
実際の処理後の分岐では、
#define NEXT1() goto *addr
とすることにより、Pentium IIIでは最大2割くらい速くなるみたい。え、そんなに?
勉強になった。
直したバグ。
二階で「どさっ」という大きな音がするので駆けつけたところ、 娘が鴨居に頭をぶつけて倒れていた。「すべり台の上からジャンプしたら鴨居があった」のだそうだ。
顔色は悪いし、吐き気がするということで、 当番医を確認しようと119番に電話したところ、 「頭は恐いから救急車を送りましょう」と言われた。
さっそく救急車に来てもらい病院へ。おおげさなことになったなあ。 妻が付き添い、私と他の子は留守番。
しばらくすると妻から電話があり、 「CTスキャンも取ってもらったが異常なし」 ということであった。
ああ、びっくりした。
技術評論社のムック。私も書いている。 アメリカ帰りの空港の待ち時間で書いた原稿だ。
「[入門]オープンソース開発オリエンテーション」という特集の中で 「オープンソース開発、その前に」タイトルが付いている。 そんなタイトルになったのか。 基本的に
などを(おもしろおかしく)まとめたものだ。
さて、この中での「実例」だが、もちろんフィクションなのだが 名前、人物とものモデルがいる。
なお、年齢はみなテキトー。
元々は『Gartner、オープンソースを公平かつ正当に評価』から、オープンソースは「深夜のハッカー軍団が作っているわけじゃない」という話。
中田さんがRubyのChangeLogの日付を解析してみたら以下のようになった。
$ ruby -ane 'BEGIN{$t=[0]*24};$t[$F[3].to_i]+=1 if /^[A-Z]/;END{a=$t.inject{|a,b|a+b};$t.each_with_index{|n,h|printf "%02d:%4d %2.1f\n", h, n, n.to_f/a*100}}' ChangeLog 00: 183 7.2 01: 139 5.5 02: 85 3.3 03: 49 1.9 04: 38 1.5 05: 26 1.0 06: 34 1.3 07: 39 1.5 08: 65 2.6 09: 69 2.7 10: 105 4.1 11: 136 5.3 12: 117 4.6 13: 123 4.8 14: 137 5.4 15: 133 5.2 16: 133 5.2 17: 148 5.8 18: 135 5.3 19: 102 4.0 20: 97 3.8 21: 98 3.8 22: 152 6.0 23: 205 8.0
要するに
という私のライフスタイルを反映しているような気がする。
やっぱ、「深夜のハッカー」か。
出た。今回は「言語探訪」は代打にお願いした。 まあ、私じゃ「なでしこ」はじゅうぶん紹介できかったと思うから、 かえって良かったんじゃないかな。
もう2年にもなるそうだ。 それもこれも笹田くんのおかげである。
外部からYAMLファイルで指定したsignature validationを行うライブラリ。
ruby-talkでは「Signature ValidationはDuck Typingではない」という論争が 起きたりもしたが、まあ、沈静化したらしい。火消しに走った甲斐があった、というものだ。
Tim O'Reillyによる講演。要するに従来のオープンソースという枠組みでは 自由を担保できないタイプのアプリケーション(具体的にはWebアプリケーション)がある、 という話。GPLv3の主要なテーマの一つである。しかし、Opensource 2.0とは 陳腐なキーワードだなあ。
先日、メールによる取材で「オープンソース2.0」というキーワードを かかげたものがあり、「それって何よ」ってツッコんだら、 そのキーワードは引っ込んでしまったという経験があった。
その矢先にこれだものなあ。
yomoyomoさんから「前から使ってたの知らないの」との指摘。
そういえば、以前に読んだような気もしないでもない。 不明を恥じる。 まあ、あんまり記憶力に自信がある方じゃないんで。
ただし、
ということは明記しておきたい。
おめでとう。いやあ、開発方面にも人材豊富な感じがしてうらやましい限りである。
Python 2.5リリースを記念して、Ruby 1.9にもString#partitionとrpartitionを追加した。 「リスペクト」である。
私は著作権は大事だと思っている。ので、 通常のケースなら、自分の文章が無断で利用されることに対して裁判を起こす人の気持ちは分からないでもない。ただ、このケースには賛同できない。
絵本の文章をホームページや本に無断で掲載されたとして、奈良市在住の作家、寮美千子さんが18日、岩井国臣・元参議院議員に、侵害行為の差し止めと75万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。
しかし、この「絵本の文章」は彼女のオリジナルではない。
訴状によると、絵本は1995年に出版した「父は空 母は大地」で、先祖伝来の土地を追われることになった米先住民の首長が1854年に行ったとされる演説を寮さんが翻訳、再構成した。
さて、オリジナルの著作者は(実際には確定ではないらしいが)先住民の首長であり、 1854年の演説と言うことは、この首長さんが相当長生きでも著作権は切れていると考えてよいだろう。
では、この「無断掲載」は寮さんの著作権を侵害したことになるか。
とはいえ、パブリックドメインの文章を翻訳・出版しておいて、他人に損害賠償を求めると言うのは、どうにも納得が行かない
追記(2009-09-30)
コメントでusagitoさんから情報をいただいた。 無断使用に対する著作者人格権に基づいた謝罪要求に相当する提訴であると理解しました。 「謝れ」と裁判で要求するのは現実的じゃありませんからね。
私が今回納得できなかったのは「パブリックドメインからの二次創作物の財産権に基づいた損害賠償」なので、上記の「賛同できない」、「納得できない」は取り下げます。
というイベントで講演することになった。10月16日。 よしおかさんの頼みを断れなかったからだ。 人脈というのはこのように活用するのね。
しかし、せっかくの機会なのでもうビジネスの話は忘れて 技術っぽい話をすることにした。 ベースはModelingForumの時の話なんだけど、 より技術っぽい話(って言っても、私のことだから知れてるけど)にフォーカスしようと思う。
参加は無料。けど120人が定員だな。あまり多くはない。
この記事で解説されているようなものを「言語」とは呼ばないと思う、普通。 なんか、CPUインストラクションセットを言語と呼んでるような感覚。
でも、アプローチとしては面白い。 「言語」はこの技術を如何に抽象化し、隠蔽したまま、活用するか、 というところが腕の見せ所になる。
Moonwolfさんのところ。
定番の郵便番号データをパースして行数をカウントするプログラムだと、FasterCSV比で19倍。LightCSV比で12倍の速さ。
というからたいしたもんだ。しかし、それでも「Pythonのcsvモジュールに比べると60%の速度」なのだそうで、「Pythonのcsvモジュールは化物か」という気分だ。
いや、専用にC extensionを書き下ろしてるからなんだけど。
先週のMySQL Users Conferenceでもらった資料を眺めているのだが、 PHPの性能を大幅に改善する技術としてFastCGIが紹介されている。 いや、そりゃ、FastCGIは有効な技術であるのは分かるし、 Rubyでもproduction codeではずいぶん利用されている。
が、そんなに新しい技術というわけでもないし、 2007年にマーケット色たっぷりにパンフレットを作って紹介する ようなものではないような。
PHPの(あるいはZend+Microsoftの)マーケティングは 日々耳にするWeb技術のトレンドからずいぶん「遅れた」ところを ターゲットにしているように思えるんだけど、 それっていうのは「PHPの現実」を意味してるんだろうか。