推薦する本を尋ねられたので何冊か挙げたのだが、 『4844317210』だけは 「古典ではないだろう」という理由で採用されなかった。残念。
私があげた残りの「名著」は以下の通り。
うちの隣の息子さん(5歳)は『4844317210』の著者 あおきさんにそっくりだ。
あおきさんによって行われたCVS HEADへのRipper統合によって、 前からやろうと思っていたYYPARSE_PARAMおよびYYLEX_PARAM対応への道が開けた。 というわけで、朝から突貫で作業を行う。
半日でおおよその作業が終わる。これで「ある程度できた」という実感が得られるのは、 コンパイル型言語の利点ではある。インタプリタ型言語だと、 静的に検証できる部分が文法チェックしかないので、 どこまで確認できたかということを知ることだけでも大変だ。
しかし、まだグローバル変数が残っているので、 完全なリエントラントにはなっていないのだった。
時系列の情報を持つRandomNoteのようなもの。 Ajaxの動きも楽しい。
これは、と思ったが私の欲しいものとはちょっと違っているみたい。 でもMMを参照する機能とか絶対に面白い。
ところで公開されているソースとdotimpac.toで運用されているものではバージョンが だいぶ違うみたい。ブックマークレットの対応とか。
Dave "Pragmatic" Thomasによるエッセイ。「Rubyは言語Xyzよりも良いか」という質問に対する答え。
彼の答えは「ノー」。
では、質問のしかたを変えてみよう。「XyzはRubyよりも良いか」。
彼の答えは「ノー」。
それはあなたのノミと私のハンマーを比べてどっちが良いかというようなものだ。
では、私のRubyとあなたのJavaはどちらが良いか。それは場合による。 今後数週間かけてDaveはこの比較についての答えを紹介するという。
第1回はパフォーマンス。実際に読んでみると良いと思う。
教会ではいろいろな方の貴重な話が聞けたが、 そこに交じって私も話す必要があった。
その時にはかならずしも十分に伝えられたとは思えないのだが、 伝えたかったことを(宗教色を薄めて)再度まとめてみる。
バーバルコミュニケーションとは言葉によるコミュニケーションである。 話すとか書くとか、そんなの。対するノンバーバルコミュニケーションは、 言葉によらないコミュニケーションね。
「子供は親の背中を見て育つ」とか「男は背中で語る」とかいうのは
ノンバーバルコミュニケーションである。なんかカッコいいけど、
実際にはノンバーバルコミュニケーションはえらく効率が悪い。
業界的な表現をすると大域幅帯域幅が狭い。
ノンバーバルコミュニケーションでは、伝えたいことが そもそも伝わらないことも多いし、たとえなんらかの情報が伝わったとしても 本人が意図している通りに伝わることはまれで、むしろ大幅にノイズが入っていると 考える方が自然だ。コミュニケーションに、そういう品質の低いチャネルを使っていると、 誤解、行き違い、不満などは頻発する。
幸せな生活のためには伝えたいことはちゃんと言葉にして伝えよう。 ここでの原則は「言わないことは伝わらない」である。
では、ノンバーバルコミュニケーションは役に立たないか、というと全然そんなことはない。
帯域幅が狭いということは伝送できる情報が少ないということだが、 それそのものはチャネルの性質で問題ではない。 問題はノンバーバルコミュニケーションでバーバルコミュニケーションと同等の情報量を伝達しようというところにあるのだ。それは無理な相談である。
私の知人の調べによると、両親との折り合いが悪い子供の大半が持つ不満は 親の言ってること(バーバル)と実際の態度(ノンバーバル)が食い違っていることなのだそうだ。 別に知人はまじめに統計をとったわけではないが、話半分としても共感できる。
人間は嘘をつく。言葉で嘘をつくのは非常に簡単だ。 悪意のある嘘以外にも「建前と本音」のような嘘もある。
一方、言葉を使わない嘘は、不可能ではないものの、言葉の嘘よりもずっと難しい。 そのせいか、言動不一致があると、態度によって示されるものの方が受け入れるものらしい。 ああ、本当はそう思ってるんだな、と。
ノンバーバルコミュニケーションは少ない情報しか伝えることができないが、 伝わる少ない情報には大変大きな意味がある。 つまり、伝わった情報はバーバルコミュニケーションによる情報よりも「重い」と言える。
ここでの原則は「言行一致重要」である。
「言葉で伝え、態度で追認する」。子育てにあっても、人に接するにあたっても そういう生き方で望みたいものだ(まだ、できてないけど)。
という講演をすることになった。 名古屋は久しぶり。
場所は前の職場のすぐ近くである白川公園。
っていうか、名古屋の地下鉄にはこの講座のポスターが貼ってあるのだとか。 すっげー。
まるで有名人みたい。
松江市のRuby City MATSUEプロジェクトが日経地域情報化大賞を受賞した、という話。
今回受賞したのは松江市で私は間接的な役割しか果たしていない。
とはいうものの、松江市にそのようなアクションをとらせるきっかけくらいには なっているわけで、そのことについては素直に喜びたい。
Ruby City MATSUEプロジェクトの成果がこれまでどのくらい上がっていて、 今後どうなるかということを正確に述べるのは難しいけれど、 「松江市の広報」という観点からは大成功ではないかと思う。
GPLライセンスで、かつコードが複雑になってしまったGCCに代わって 懐かしのPCC (Portable C Compiler) がOpenBSDに取り込まれた、という話。
もちろん、PCCと言っても古いままじゃなくて、 ANSI styleにも対応しているし、 C99対応も進んでいる。 理論上はPDP11でもコンパイルできるはず。
やるな。
「Rubyの講師になりたい人への講座」。
なんだかメタな話だが、ユーザを増やすためには教えることができる人が 増えなければだめだろう、ということでの試み。
三鷹ICT事業者協会が主催した上で、 RA認定資格まで取れる、と。
もっとも当面手に入る認定資格は、「講師」にはちょっと物足りないレベルだろうけど。