Rubyに関して、私にはささやかな夢がふたつある。
ひとつはふらっと入った田舎の本屋(スーパーとかに入ってる)でRubyの本を見かけること。 コンピュータ関係の本を揃えてるところではもう珍しくはないが、 まだ小さい本屋では見かけない。LinuxやCGIの本は置いてあるので、もう少しかな。
もうひとつは、うちの子(か親戚の子)が授業でRubyを使うことになって、 「先生、Rubyはうちのお父さん(おじさん)が作りました」ということ。 これはちょっと遠そう。
それはさておき。
今日、NHKの『クローズアップ現代』見ていたら、地震研究者のコンピュータの画面が映っていた。 液晶ディスプレイのとなりにはコンピュータ書籍が並んでいて、 『プログラミングPerl(第2版)』と『はじめてのPerl』が映っていた。
「ああ、Perlな人なんだなあ」と思い、興味を引かれて一時停止してよく見ると、 なんと『たのしいRuby』も映っていた。他の本の上に置いてあったので、 より頻繁に参照していただいているのかもしれない。
ありがたいことだ。
映画の日ということで、次女と一緒に見に行く。 ちょっとした親子の触れ合いか。
日本語吹き替えが不満だが、字幕では小学生にはつらいしな*1。 もっとも、長女は字幕の方が好きなんだそうで、人それぞれではあるのだが。
『賢者の石』の頃は日本語でも違和感が少なかったのだが、 役者が成長しても、吹き替え声優の越えは変わらないわけで、 だんだん違和感が増えてきた..かも。
まあ、楽しかった。息抜きにはちょうどいい...いや、ちょっと(論文)疲れが残ってるかも。
*1 それに字幕版はすでに妻と見てるし
マシンの調子が悪い
とはいうものの、トラックボールマシンが市場から消えてから数年、 買うマシンがないのだ。
ボールはあきらめてトラックポイントで妥協するとすれば、Thinkpad Xシリーズか。 別に軽さは追求しないから、X40よりはX31 1.6GHzくらいを入手すべきではないだろうか。
となると、市場から消え去る直前の今が買い時かも。どっか安い店があったかな。
GNU運動を宗教にたとえる物議を醸しそうな内容を連想させるタイトルだが、 その内容は実は「宗教を信じるものとオープンソースソフトウェア(あるいはフリーソフトウェア)」という 実にまっとうな内容。原文はGNU believers。
うちの教会もオープンソースソフトウェアを活用してたりするんだろうか。 ソフトウェアを無料で配布している例は知ってるけど、 ソース公開はしてないみたいだなあ。
内部的には利用してるんじゃないかと思うんだけど。
夜、教会の監督室のコンセントが壊れていた。 床収納式のコンセントを誰か蹴飛ばしてしまったらしい。 で、ドライバーを取り出して開けてみたのだが、 留金が歪んでいるのはともかく、 コードが端子から外れている。漏電の危険があるので大変危ない。
一生懸命、端子につなごうとするが、コードの長さが足りないのでどうにもならない。 そのうちに感電してしまった。ちょっとドキドキした。
結局、コードが足りないのは手に負えないということで、 業者に頼むことにした。
しかし、この歳になって初の感電体験をするとは思わなかった。 これで名実共に胸を張ってAC宣言できるか。
RFC4627としてJSONが定義されたという話(の日本語訳)。
JSONも結構便利だよね。誰かができの良さそうなJSONライブラリを書いてくれたら 標準添付するのがいいんじゃないかなあ。
最近、第二版が出た「The Ruby Way」の著者、Hal Fultonへのインタビュー。
HalへRubyを紹介したのがConrad Schneikerだとは知らなかった。 彼はcomp.lang.ruby設立の立役者であり、 Ruby界に「Principle of Least Surprise」という標語を導入した人でもある(確か)。
きっと松江市長は「オープンソースラボ」にこういうのを期待しているんではなかろうか。 くわばら、くわばら。
とはいうものの、なんらかの形で「良循環」で実現させてみたいものだ。 最大の障壁は地域格差と、それによる(プログラマ)人口密度の低さのような気がする。
日本語訳。
JoelがRubyに関して触れてくれるのはありがたいことだと思う。 それにJoelの結論に対して反対しているというわけでもない。
that's not a safe choice for at least another year or six.
(RoRは)少なくとも後何年かは安全な選択とは言えない
彼はビジネスマンだし、彼自らが Ruby on Railsを選択することによる「リスク」を勧めるのはどうかと思う。
ただし、そこから先はいただけない。
1) it displays a stunning antipathy towards Unicode and, 2) it's known to be slow, so if you become The Next MySpace, you'll be buying 5 times as many boxes as the .NET guy down the hall.
1) RubyはひどくUnicodeを嫌っているし、 2) 遅いことで知られている。次のMySpace(SNS)になろうとしたら、.NETで実装するより5倍の台数マシンを買わなくちゃいけなくなる。
いずれも事実ではない。
確かにJava、PythonやPerlなどUnicode中心のやり方とは異なっているけど、 別にUnicodeを嫌っているわけじゃないし、 Webアプリケーションのボトルネックは、主にネットワークやデータベースで 言語にはない(じゃなきゃ、誰がPHPを使う?)。 むしろ、大きなサイトの話を聞くと、 「マシンは買えばすむが生産性は金だけでは解決できない」という傾向があるようだ。
(追記)
Joel自身はVBScriptをベースにしたWasabiという言語を使っているそうだ。矛盾じゃないか、という指摘があちこちから上がっているが、 他人にリスクを勧めるのと自分でリスクをとるのとは別問題だと思う。
彼自身は「職を危うくする」危険はないわけだし。
二次審査合格者を集めて、自分の作品についてプレゼンしてもらった上で 最終審査をする会。
年齢のことも考えるとみな驚くほどプレゼンがうまい。 作品の完成度も高まっているし、 私の「二極分化仮説」を実証してくれているようだ。
が、応募作品全般の完成度が高まったせいで、 「勢いだけはあるが完成度は低い」作品が審査を突破する確率は下がったように 思う。良いことなのか、悪いことなのか、私には断言できないけど、 すこし寂しい気がする。
Paul Grahamエッセイ。 成功するために必要な原則は「本気になる」、「やめない」ことである、 ということ。
「あきらめないことは才能である」ことと、どこかでつながるような気がする。
『JavaScript the definitive guide』のDavid Flanaganによる Unicodeトリック。要するにconst_missingのテクニックを使って
Unicode::U00A9
とすることで、\u00A9(copyright sign)を得られるようにする、というもの。
gemsにもcharescという類似のものがある。こちらもconst_missingを使っているのだが、
"abcd#{U6789u789A}"
で
"abcd\u6789\u789A"
が表現できるというもの。こっちの方がコンパクトか。
たまっていたRememberTheMilkのエントリを片づける。 出張精算とか、書類送付とか、住民票取得とか。
あと、ながらく放置状態だった読者プレゼントの発送も行った。
これでアメリカ出張前の懸念事項はずいぶん片づいた。