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Matzにっき


2004年03月23日

_ [本]Blurb for "Hackers and Painters"

昨日(22日)が〆切だったが、時差の関係でこちらは今日でも大丈夫。

実はすっかり忘れてて、ホテルであわてて書き出した。 こんな感じ。

Since programmers create programs out of nothing, imagination is our only limitation. Thus, in the world of programming, the hero is the one who has great vision. Paul Graham is one of our contemporary heros. He has the ability to embrace the vision, and to express it plainly.

His works are my favorites, especially ones describe language design. He explain the secret behind languages, programming, and human nature, which can only be learned from hacker experience. This collection of his papers show you his great vision, and tell you the truth about the nature of hacking.

Happy Hacking.

買ってね(日本版については聞いていません)。

追記:

shiroさんから「どこに出したら良いのかしらん」というコメントをいただいたので、 個人的に知り合いのオライリージャパンスタッフのアドレスを伝えておきました。


2005年03月23日

_ 地球の壊し方

「環境を破壊する」とか、「人類を絶滅させる」とか、 「地球を死の星にする」とか、「世界征服する」とかは、 文字通り地球を破壊することに比べたらいかに簡単なことかということを述べたページ。 文字通り地球を破壊するさまざまな方法が提案されている。

しかし、そこまで地球を破壊しようという熱意はどこから来るのか。

それはそうと、このページに出てくる「von Neumann machine」とは、 私の知っている「フォン・ノイマン機械」とはまったく違うもののようだ。

_ [Ruby] Ruby Conference 2005

事前登録が開始された、とのこと。

今年は、10月14日(金)から16日(日)まで、場所はカリフォルニア州サンディエゴ。

では、渦中の人、Rails作者、David Heinemeier Hanssonのお言葉をどうぞ。

You have to come. I went last year and had the most wonderful three days in the company of most of the best Ruby hackers. I'm so most definitely going again this year. You have to come.

(超訳) 絶対行くべきだ。去年、ぼくも行ったけど、 すごいRubyハッカーたちに囲まれてサイコーの3日間だったよ。 ぼくは絶対今年も行くね。君も行くべきだ。

(DHHに会ったことないので口調は想像です)

今年こそは私も行けたらいいなと思っている。

さて、Ruby Conference直後にはOOPSLA 2005が開催される。 また、同じ会場で2005 International Symposium on Wikisも開催される。

日本のWiki魂を見せつける猛者はあらわれないものか(Ruby関係者に限らず)。 Wiki Symposiumの投稿〆切は、それぞれ

  • Research paper and practitioner report submissions are due April 29, 2005
  • Workshop, and panel submissions are due April 8, 2005
  • Demonstration submissions are due July 1, 2005

だそうだ。


2006年03月23日

_ [Ruby] 多値

寝ても覚めてもRubyのことを考えているわけだ。

最近は多値について考えている。 真の多値(LispやSchemeにあるようなの)を導入しようと考えていたのだが、 現状、単値の配列を多重代入で受けるケースがあまりにも多いので (たとえばString#scanの結果は多値であるべきか/配列であるべきか)、 いくつかのコーナーケースに目をつぶって配列が多値であるとするのはどうだろうかと 思うようになった。

コーナーケースとは

  • 多重代入右辺に単一のsplat operator(単項*)が存在した時に 展開ではなく「配列であることの確認」になる
  • return, yield, break, nextでも同様
  • yieldはyield []と同じ。yield 1はyield [1]と同じ。 でも、yield [1]はyield [[1]]ではなく、yield [1]のまま。

である。特に最後のが邪悪だ。

もっとも、実際問題として多重代入の右辺が単一の*であることは希だし、 yield [1]が[[1]]でなく[1]を渡すことで起きる不具合はほとんどないはず。

ここは統一性よりも実用性を選ぶべきか...。

実際にコードを動かしてみないとわからないのでハックしてみよう。


2007年03月23日

_ [言語] C++によるオブジェクト指向開発のメリット − @IT

Symbianのような制約の大きい環境でC++という選択は理解できないでもないが、 この筆者のあげる例は適切ではないような気がする(特にCでなくC++な理由)。 C++でも「プログラマーの“ちょっとしたアイデア”」は禁止できない気がするし。

SymbianのAPIはC++向けにデザインされているらしいので、 Symbianでの開発にC++は必然だと思うし、それはそれで結構なことだと思うけど、 「ちょっとしたアイディアの禁止」が理由であれば、 対処すべきはプログラマのレベルの低さであって、 言語の交換ではない。

特にC++みたいに乱用可能な言語への交換はかえって危険だと思う。 「レベルの低いプログラマ」のレベルを過小評価してはならない(いや、「過大評価」か)。

私は前の会社でえっらい苦労した(前職はC++プログラマ)。

_ [言語] TenQuestionsWithJoeArmstrong - 並列プログラマに 10 の質問 - Joe Armstrong さんの場合

Erlangみたいな並列性はちょっとあこがれる。 未来はそちらの方向にありそうだし。

副作用のある言語では難しいとは思うのだけど、 副作用のない言語はミクロな処理が書きにくい。

空間が完全に分離したスレッド(Erlangのプロセスか)のようなものがあればいいのか。 それだけでは足りなそうだけど、適切なオペレータの定義でカバーできるような気もする。

_ システム開発は楽しい NTTデータ 浜口友一社長に聞く|産業|経済

「今さら」という印象もないではないが、 まったく認めないよりは、今からでも認められた方が良いに決まっている。

NTTデータの動きや、そこから派生する業界への影響に注目したい。

で、「諸悪の根源は物理的:アメリカで一番オイシイ仕事はソフトウェアエンジニア」で描かれているように、 ソフトウェアエンジニアの地位が向上するといいなあ。

だいぶ乗り越えなければならない文化的ギャップがあるような気もするが、 黙っていてはなにも変化しない。


2008年03月23日

_ [教会] 新規開始

日曜学校の私のクラスは今日からテキストの最初からに戻る。

今まで私のクラス(基礎)にいた人たちには上のクラスにいってもらう、 という話だったのだが、ふたを開けたらみんな戻ってきている。 慕われているのはありがたいが、もうそろそろ上のクラスに上がってもよいと思ったんだけどなあ。

教義の基礎から学び直す。

_ [教会] 反省・復活祭

今日はイースター(復活祭)であったのに、 なにも特別な活動をすることがなかった。 いくら非キリスト教国に住んでいるとはいえ、 キリスト教徒にとっては重要な日であるのに、 なんの活動もできないようでは不明をなじられてもしかたがない。

来年こそは。


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