Symbianのような制約の大きい環境でC++という選択は理解できないでもないが、 この筆者のあげる例は適切ではないような気がする(特にCでなくC++な理由)。 C++でも「プログラマーの“ちょっとしたアイデア”」は禁止できない気がするし。
SymbianのAPIはC++向けにデザインされているらしいので、 Symbianでの開発にC++は必然だと思うし、それはそれで結構なことだと思うけど、 「ちょっとしたアイディアの禁止」が理由であれば、 対処すべきはプログラマのレベルの低さであって、 言語の交換ではない。
特にC++みたいに乱用可能な言語への交換はかえって危険だと思う。 「レベルの低いプログラマ」のレベルを過小評価してはならない(いや、「過大評価」か)。
私は前の会社でえっらい苦労した(前職はC++プログラマ)。
Erlangみたいな並列性はちょっとあこがれる。 未来はそちらの方向にありそうだし。
副作用のある言語では難しいとは思うのだけど、 副作用のない言語はミクロな処理が書きにくい。
空間が完全に分離したスレッド(Erlangのプロセスか)のようなものがあればいいのか。 それだけでは足りなそうだけど、適切なオペレータの定義でカバーできるような気もする。
「今さら」という印象もないではないが、 まったく認めないよりは、今からでも認められた方が良いに決まっている。
NTTデータの動きや、そこから派生する業界への影響に注目したい。
で、「諸悪の根源は物理的:アメリカで一番オイシイ仕事はソフトウェアエンジニア」で描かれているように、 ソフトウェアエンジニアの地位が向上するといいなあ。
だいぶ乗り越えなければならない文化的ギャップがあるような気もするが、 黙っていてはなにも変化しない。