ひさびさに東京に来たので、秋葉原を歩く。
Thinkpad X40もVaio X505もちょっと物足りない。 いい値段の割に、ディスク容量もCPUクロックもバッテリー寿命も今ひとつ。 これなら少々重いのを我慢してThinkpad X31にした方が良いか。
などと考えるものの、結局、今のマシンを買い替えるほど困ってないなあ、と思い直すのであった。 就職してから、学生時代ほど貧乏ではなくなったのだが、貧乏性は直らないなあ。
あと、Zaurusu C860を眺め、ぷらっとホーム3FでOKIのMini Keyboard Proを確認して終わり。
残りはオフィスで原稿を書く。
この日記を書きはじめてすぐに話題にしたハッカー甲子園こと 「セキュリティー甲子園」だが、結局いろいろ誤解を招くということで 延期になったのは記憶に新しい。
しかし、経済産業省はあきらめていなかったのだ。 今年こそはきちんと企画して、なんらかの方法で「ハッカー甲子園」を開くことを狙っていたのだった。
なんて、言い方はおおげさだが、ちゃんと各方面から意見を吸い上げて実施するべく、 「高度IT人材早期発掘のあり方検討会」なるものを開くことなったそうな。
で、委員としてはJIPDECのプロコン関係者、セキュリティ専門家、それと(いわゆる)ハッカーで、 ハッカーの代表としてミラクル・リナックスの吉岡さんと私が呼ばれたのだった。
いやあ、一年前に冗談のネタにしたものに自分がかかわることになるとは思いもしなかった。 まあ、ワケのわからないものにならないように努力しよう。
検討会ではいろいろな意見が出たが、まだ第1回目で結論は出ていないし、 途中経過をどのくらい公開してよいのかわからないので、ここでは触れないが、 少なくとも有意義な話し合いであったことと、出席者に不勉強な人はいなかったことだけは報告しておく。
Enterprise Watchより。
おそらくIBMが500件の特許をオープンソースに公開したことに対応する、プレス発表から。
ソフトウェアには、権利と製品そのものの2つのコンポーネントがあるとし、「特許は新製品を生み出す根源、ドライビングフォースとして無視できない。これは商用ソフトの世界では中心的な考え方として確立されている」との考えを述べた。
発明を公開させる代わりに一定期間独占的な権利を保証し、 発明(とその公開)に対するインセンティブを付与する、というのが特許の目的であるので、 「新製品を生み出すドライビングフォース」としての側面がないわけではないだろう。 また、その考えがマイクロソフトが所属している「商用ソフトの世界」で中心的な考えであることも否定しない。
しかし、本当に特許は「ドライビングフォース」として有効なのだろうか。
もちろん、苦労して発明した内容が真似されたい放題では発明意欲が下がる、というのはあるだろう。 しかし、逆に苦労して開発したソフトウェアが、 (実際には真似したわけではないのに)「そのアイディアは私の特許だ」と訴えられれば、 私だったら開発意欲が激減する。
おまけに特許は独占権なので、権利者は自分の特許に対して
ので、権利期間中はそのアイディアに関して事実上無限の権利を持つことになる。
つまり、「自分のアイディアが真似されない」という権利は、 逆に「自分の開発を阻害する」権利を他人に与えることと同等である。 なんとなく、大国が核兵器を抱えてにらみあった冷戦の構図を思い出す。 あの頃も核兵器に対して「抑止力である」と主張していたよなあ。
さて、この場で平野氏はオープンソースについても興味深い発言をしている。 こちらはCNET Japanの方が詳しい。
また平野氏は、オープンソースソフトウェア(OSS)と商用ソフトウェアの連携についてもコメントした。同氏は、両ソフトウェアをうまく連携させるためには、同一のルールに基づき、他者の知的財産権を尊重する必要があるとし、実効的な相互運用性の実現と、業界横断的な協業関係を構築することが重要だとしている。「商用ソフトウェアとOSSが知的財産によって連携することが必要だ」(平野氏)
ただ、OSSとの連携においては課題があると平野氏。それは、OSSの多くは知的財産権の検討を経ずに開発されており、他の知的財産権との連携を念頭においたプロセスが欠如していることだ。また、Linuxなどで採用されているGNU GPL(General Public License)が、特許に対してライセンス料を支払わずに配布するという方式を取っており、知的財産権との連携をむしろ阻止する考えであるためだ。このような問題はあるものの、平野氏は「これは制度の問題に過ぎないので、お互い知恵を出し合うことで解決に向かうのではないか」としている。
ええ、お互いの頭に銃口を突きつけあうような生き方はしたくありませんから。
とはいえ、平野氏の言う「商用ソフトウェアとOSSが知的財産によって連携すること」とか、 「お互い知恵を出し合うことで解決に向かう」ことで得られる「解決」とはどのようなものか 興味深い。私には知恵が足りないので、 「持てるもの」であるマイクロソフトに一方的に有利な「解決」を考えちゃうんだが。
あるいは、IBMのやり方を他のオープンソース関連企業(たとえばOSDN参加企業)も行い、 オープンソースの特許トラストを形成するとか?
追記
同様の内容がGroklawでも論じられている。
目新しい内容は
くらいか。オープンソース特許トラストができたら、マイクロソフトをはじめとする「旧体制」陣営はイヤだろうなあ。でも、それは「毒をもって毒を制している」わけだから、オープンソース側にも抵抗のある人は多そうだ。
聖餐会の話者で来れない人がひとりいて、時間が足りないかもしれないということで、 足りなかったらお話しして、と依頼される。というわけで、 どんな話をしたもんだか、と、人の話を聞きながら聖書を開けたりしてみる。
が、結局残りの話者で時間は十分だったので、私は話することなく終わった。
おかげで妻の話が集中して聞けなかったなあ。 なかなか面白い話だったのに。
また、日曜学校の教師も間に合わないかもしれないということで、 代理教師を依頼される。が、ふたを開けてみるとちゃんと間に合ったので、 代理の出番はなかった。
ま、こんなもんか。
時間数が足りなかったということで、補習。
とはいうものの、一通り教えてあるので復習ということで。 主に(パウロの)手紙を中心に。福音書は読んだり勉強したりする機会が多いけど、 手紙はあまり触れないものねえ。
Fortressもオープンソースに。すげえ。
とはいえ、まだ仕様が固まってきて、 インタプリタがなんとか動く程度なので、 なんとも評価しがたい。
とりあえず言語仕様[PDF]は読むことにする。
風穴さんによるITmediaインタビュー第三回(最終回)。
自分で発言した内容が、少しだけ編集されただけでそのまま掲載されるというのも 貴重な体験だと思う。かなり長い時間話したことが、そのまま。 最終原稿チェックがあったので、さすがに間違ってたことは修正したけど。
キバヤシ: しかし、おかしいとはおもわないか?
キバヤシ: このインタビューでまつもとは謙遜ぶっているが、彼は学生時代に実の母親から「あんたから高慢を取ったらなにが残るの?」と言われた奴なんだぞ
MMR団員: ええっ!?
キバヤシ: それを踏まえて彼の発言「そういう人たちにはRubyは作れなかったわけで。その辺に僕の存在価値がある」を読み解くと...
キバヤシ: 「お前らにRubyみたいのが作れるか。悔しかったら作ってみろ」となる
キバヤシ: つまり、これは言語を作ろうと考える人々への挑戦状だったんだ!! MMR団員: な、なんだってーーーーっっ!!
真実はいかに。
『4894712288』のRuby版が執筆中との話。 マジですか?
BSDライセンスにも感染性があるという話...なの?
よくわからないなあ。識者のコメントを求めたいところだ。
愛用のPDAはいまだにHandspringのVisor Edge (Palm Pilot互換機)だったりするのだが、 今日になって調子が悪くなった。画面がノイズ状の表示になり反応がない。リセットも効かない。
うちには予備機として全部で4台のVisor Edgeがあるのだが、 これで3台ダメになった計算になる。あれ、2台だったか。
そろそろ在庫が不安になってきたので、 乗り換えを考えるべきか。
とはいえ、別にスマートフォン要らないし。メールやネットはPC派だし。Visorは
と、なかなか理想に近い状態なので捨てたくはないのだが。モノクロだけど。 いっそ、ヤフオクで5台目のVisor Edgeを入手するか。