その名はExcel、という話。
が、表計算がうまくはまるような局面では その分野に特化した「言語」の方が生産性的に有利であるのは 間違いないことだから、そのこと自体はさほど驚くことではない。
問題は
であろう。特に後者に関心がある。
Excelが(特定分野で)生産性が高いのであれば、 適切なクラスライブラリを提供することで Ruby(あるいは別の言語)も同等の生産性を提供できるのかどうか。 もしそうであれば、その「適切なクラスライブラリ」とはどのようなものか。
あるいは、Excelは「言語」として特異であって、 汎用の言語に機能を追加したくらいでは、その生産性を実現することは 困難なのか。
Xtalにおいて、selectなどがPseudoArrayなるArrayのように振る舞うオブジェクト(その実態はイテレータの上に構築された擬似配列)を返すようになったという話。
Rubyでも同種のことがやりたい(から、LL魂のスライドでもそう書いた)のだが、 なかなか実現できないでいるところを、あっさり実装してしまう このスピード感が素晴らしい。
ちゅーか、なにか、年取って開発のスピードが落ちたということか。 そうか、そうなのかっ!?
昨日のイベントで裏番組だった未踏発表会のレポート。 5倍とか書いちゃってるよ。 嘘ではない、嘘ではないんだけど。
これがどう出るかは、未知数である。
確かに(マイクロ)ベンチマークを行えば平均5倍速くなるので、 「これは素晴らしい技術だ」と思ってもらえるのか(その場合の賞賛は、ささだくんに行くべき)、 あるいは、実際にアプリを動かしても、実際の速度差は アプリの構成(特にアルゴリズムの選択)やライブラリ実装に依存する以上、 体感5倍は出ないわけだから、「なんだ、言うほど変わらないじゃないか」と 思われちゃうのか。
なんとなく、世の中の流れ的には前者の方が多いような気がするんだけど。
ポール・グレアム最新エッセイ。 出身大学と成功には全然関係がない、という話。
裏を返せば、このようなエッセイが書かれるくらい、 アメリカでも出身学校による先入観ってあるんだね、やっぱり。 もちろん日本でも顕著なんだけど。