もともと近代以前は夜はとても危険で、 おちおち眠れなかった、という話。
だから、少々眠れない、眠りが浅いくらいがむしろ普通、と。
そういえば、聖書とかでもよく「一晩中」とか「朝になるまで」とかいう エピソードがあるよな。昔はしょっちゅう徹夜していたということか。
じゃあ、現代でも少々徹夜くらいはどうということはない、のか?
書評。
ITを活かした新しい地域活性化。 松江市もきっとそういうのを目指しているに違いない。
こどもの安全の確保、引退者の大量出現への対応という時代の要請と、ITという道具の普及が変化をもたらした。新しい地域活性化の試みがこの本にはたくさん紹介されている。たとえば地域SNSが次々につくられて数千人規模にまで成長したケース。誰もが講師になれる生涯学習プログラムの熱気。NPO法人が情報化の仕事を受注し地域コミュニティ内のSOHOが請け負う仕組みで事業を創出したケースなど。成功例または成功の兆しがたくさん解説されていた。
地域は信頼性の高い情報プラットフォームになる可能性を秘めている。国領二郎慶応大学教授の意見が引用されている。
「外部効果の強い、つまり貢献に対するリターンが外部に流出しやすく、参加の貢献のインセンティブが弱くなりやすいネット上の情報共有も、地域(物理的近接)のバインドのなかであればメリットを可視化、内部化しやすく、持続可能な誘因と貢献のモデルを構築しやすい」
住みやすく、働きやすく、かつ、特色ある地方をITで。
3月24日はShutdown DayとしてPCの電気を切って過ごしましょうという提案。
普段、自宅にいる間はこたつの上にPCを置いているわけだが(で、向かいには妻のPCがある)、最近、こたつの上にメモが貼ってある。
日曜日はノーパソコンデー!!
というわけで、日曜日にPCをいじってたりすると 妻ににらまれるということで。
まあ、週に一度くらいPCを離れることは 家族の団らんやら、精神性の重視という点から有効かもしれない。
〆切直前だったりすると、ちと焦るんだけど。
Serial Interviewシリーズ。XRuby開発者編。
XRubyを作ってる人たちって中国人なんだねえ(アメリカ在住を含む)。 中国人によって開発されているオープンソースソフトウェアって あんまり知らないから(中国固有のソフトを除けばscimとstardictくらい?)、 そういう意味でも興味深い。
弾さんによる「:=」へのツッコミ。
Perl出身の弾さんゆえ、Perlに親しんでおられるのはわかるが、 近代的言語においてsigilを採用するのであれば、 その示すべきものは絶対にデータタイプではない。 データタイプを表現するsigilなんてのは ユーザ定義データタイプを持たない旧式言語の名残でしかない。
Perlでさえ、Perl5以降はリファレンスの導入により ほとんどすべてのものをスカラで表現できるようになったので、 旧来のデータタイプsigilの役割はずいぶん下がっている。
myはともかくとして、varというのはひとつの有効な案であるとは認める。 しかし、互換性の観点からは、予約語を増やすことの弊害の方が大きいと考える。 とはいえ、ローカル変数のルールを変えてしまう時点で互換性も何もあったもんじゃないんだが。
それに明示的な「宣言」を避けるってのがRuby流だしね。
また、PoLSに言及しているのも減点。
Rubyに対する提案のうち、PoLSに言及したものの優先度は自動的に下がることに なっている。(私じゃない)誰かが自分のバックグラウンドと異なるという理由で どれだけ驚いても責任は持てない。 むしろ、PoLSへの言及を含む提案は 主観的な「私の思い通りじゃなきゃイヤ」という暗黙の主張を含んでいることが多く(弾さんがそうだって言ってるわけじゃないけど)、とにかく扱いにくいから。