日本OSS推進フォーラム代表幹事の桑原洋氏。
中小規模のSIerなどは、かつては大手のレガシー戦略のもと、いわゆる下請けという立場で厳しい状況のなかビジネスをおこなってきた経緯がある。何か自分たちの力だけでブレークスルーを起こし、ビジネスとして大きな成功を果たせないか。そのひとつの選択肢として、OSSのビジネスで大手よりも先手をとろうとする企業がでてきている。
一方、大手にとっては、OSSのビジネスはまだまだ規模も小さく、当然のことながら大きな売り上げも期待できない。さらに、政府調達などでのOSSに対する官の動きも当初より緩慢で、現段階で大きな先行投資をこの分野に対しおこなうべきか迷いがあるというのだ。
うち(NaCl)なんかは この戦略を取った典型的な例であろう。 うちのサイズ(50名程度)のSIerだと、 オープンソースという武器が無ければ、下請けの下請けくらいにしかポジションを占めることはできなかったであろう。
ただ、オープンソースの認知度が上がってきたことと、 景気が上向いてきたことで若干危機感はある。
認知度が高まり、市場が大きくなれば、今まで手をこまねいてきた大手が 参入して競争が厳しくなるだろう。 また、「オープンソースを使ってお安く」という比較的景気低迷期に最適化された 戦略がだんだん通じなくなる(というか、差別化要因でなくなる)のも痛い。
次の一手を練らねばならない。いや、もう始めてはいるけど。
書籍『Programming Ruby』を使った効果的なデバッグ(虫退治)。 本を大切にする人にはあんまりお勧めではない。
もうそういう浪花節は勘弁してください。
「自分の財産権に期限がついているのはうれしくない」という感情はわからないでもない。 けど、それであらゆる著作物の権利を巻き添えに延長するのはコモンズの見地からも ありがたくはない。
いっそ、「登録制で無期限延長」を推したい。 5年ごとに更新するとかで。
おまけにデフォルト(無登録)では、発表後10年とかだと申し分なし。 ベルヌ条約には反しそうだけど。
で、こういう後ろ向きの話よりは、 こちらの『「Jホラー、リメークによりハリウッドで勝利」著作権攻防』のような お金を払ってでも活用したいという前向きの話を読みたいものだ。
@ITの記事。
で、「プログラマーの常識を身に付けるのにJavaはうってつけ」なんだそうだが、 その理由が明示されてない。 「Java言語の着実な普及に加え、最近オープンソース化されたことも相まって、Java言語の情報処理技術分野における重要性はますます高まって」いるからってことなのかなあ。
よくわかんないや。
Javaバイトコードへのコンパイラxruby。
今回のリリースの特筆すべき点はsample/test.rbがちゃんと動くということ。 test.rbの中身を知っている人にとっては驚愕すべき点だ。