夕べのDebian upgradeでカーネルが更新されていたので リブート。すると、Xが起動しない。
どうも、fixedフォントがない、ということらしい。 あちこち見るが、どうも/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/に6x13B-ISO8859-1.pcf.gzがないということらしい。なんでないのかな。/usr/share/fonts/X11/misc/をfontpathに追加して起動する。
すると、今度はxdmがおかしい。 /etc/X11/xdm/xdm-configに/etc/X11/xdm/Xsetup_0を起動する設定が入っているが、 そんなファイルはないかららしい。このファイルを修正して対応。
で、ようやっとXが起動したが、今度はフォントサイズが妙に小さくなっている。 が、これはちょっと見にくいだけで実害はないので放置。
さらにMagicPointがsegmentaion faultするようになる。 プレゼン前には呪われるのか。
これは1.11bをコンパイルして対応。 昨日、X.org関係がそろって更新されたから野良ビルドのmgpが対応できなかったんだろう、 たぶん。最新を(configureオプションを変えて)コンパイルしたら SEGVは止まった。
しかし、以下の点がまだおかしいけど。
後者は仕様変更だと思うけど、結構不自由。 前者はとりあえずスライドを書き換えて対応した。
ホテルの朝食。まあ、おいしいが、驚くほどではない。 中華が多いが、日本でも親しんだ味なので悪くない。 ただ、魚系はあまり好きでない香りがする。 処理の問題なのかな。 洋食っぽい料理も多い。
おハシの国なので、ハシが出されていて、 これが結構心地よく食べられた。 スパゲティもハシでずるずる。
これはいい。
こんどアメリカ行く時には「マイ箸」を持参するかなあ。
で、「北東アジアOSS推進フォーラム(だかなんだか)」のWG2というところで、 オープンソース貢献者賞受賞者(高林くんが欠席なので3人)は プレゼンすることになる。
まあ、たったの5分ということなので、なんとか片づける(英語だけど)。 スライドの修正も間に合ったので無問題。 今回は「呪い」に勝ったぞ。
しかし、中国、韓国、日本で受賞者のタイプが全然違うのが印象的。
日本は「貢献者賞」というだけあって、 それなりに実績がある人(自分で言うのは恥ずかしいけど)が選ばれているのに対し、 中韓はソフトウェアコンテストが開かれたようだ。 それでも中国の人は実際のオープンソース開発者って感じだったけど、 韓国に受賞者はまるっきり学生のプロコン参加者って感じ。
良い悪いはないんだけど、各国揃ってなさが印象的だった。
その後、WG2の議論を少し聞いてたんだけど、 印象としては「CJKの壁は厚い」って感じ。 まず、共通言語がないので通訳が入るのだが、 今回日韓通訳のパスがないので、 日本語→中国語→韓国語、 という変換が行われることになる。 そのうち、ちゃんと伝わっているのか、 いないのかよく分かんなくなったりして。
みんなが英語をしゃべれればいいんだけど、 みんなあんまり上手じゃないんで、 それでもなかなか難しいみたい。
お互い、近くて遠い国って感じなんだろうか。
そういえば夕べのチェックインのときも フロントが英語がわからなくて大変だったし。 ここは一応「天津天保国際酒店(Tianjin Tianbao International Hotel)」って 名前なんだけどなあ。
みなが席についてから、各国の偉い人が次々と挨拶する。 なかなか誰が挨拶するかとか、どの順番で話すのかとかが 非常に重要らしい。で、みんな延々と話し、 それに逐語通訳がつくのでめちゃめちゃ時間がかかる。
やっと乾杯の発声がかかったのは、開始後なんと40分後でしたとさ。
で、中華料理。おいしいんだけど、 どう考えても食べ過ぎです。本当にありがとうございます。
ディナーの席で「コードも書かない人に言われたくない」の三浦さんに会う。 「あれって端で見てる人は、私と小飼さんと三浦さんの全員が「コードを書く人」とは絶対思ってないですよね」とかいうような話をする。
夜の10時から、明日の授賞式のリハーサルをする、という。 マジですか?
で、あっちに立て、こっちに移動しろ、とバミってある舞台の上をいろいろ指示される。 そんなんどうでもいいじゃん、とか思うけど、 真剣な中国人スタッフを見てるととても言えない。 言葉も通じそうにないしな。
IPAの中の人によると、その前にも「トロフィーはこれでいいか」とか、 「盾の文言はこれでいいか」など延々と議論が行われてたらしい。
それが中国クオリティー?
で、腹が立ったので(何に?)、mgpをハックすることにする。
最初の行の属性の問題はparse.cのthirdpass()関数の中で、 属性を設定している部分らしい。「#if 0」でエスケープされている方の処理を 生かすと問題は消えた。もちろん別の問題があるんだろうけど。
あと、clear_esc()関数をいじって、 「知らないエスケープシーケンスはバックスラッシュごと残す」という仕様にした。 とりあえず私の問題は回避できる。
こんなことができるのもソースが入手できるからだ。
オープンソース万歳。