プログラマー日記より。
「Setter/Getterを作るのがめんどくさかった」ので、 グローバル変数を多用して泥沼にはまってしまった人を見て、 嘆いている人を見て。
「Setter/Getter をいちいち作るのがめんどくさかった。」という言い訳を聞いて、めんどくさがらずにちゃんと作れ!と怒るのは簡単なんですが、そうじゃないんです。そうじゃなくてSetter/Getterを作るのがめんどくさい言語仕様に疑問を持つべきなんです。あるいは、Setter/Getterを作るのがめんどくさくないようにするにはどうしたらいいかを考えるべきなんです。
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実は、初心者の疑問や意見には、ときどきハッとするものがあります。ただそれは普通に聞くと「初心者の戯言」にしか聞こえません。特に技術力があればあるほど、そういう傾向になります。これは仕方ないことではあるんですが、しかし頭の思考をそこから一歩抜け出して、「なぜこの初心者はこういうことをいったのだろう?」と考えてみることが大事です。なんというか、初心者の言葉を第三者として外から眺めてみる感じでしょうか。
その通り。その延長線上にRubyのデザインがある。
っちゅーか、たまに自分で大きめのプログラムをRubyで書いてみると 「こんなのめんどくさいなー」と感じることがあり、 それが文法の「改善」の動機になることは比較的多い。 見逃してはいけないデザイン上のインプットだと思う。
Rubyについては最近はだいぶ安定したけど。
というか、子供できちゃうと本当に時間がない。まつもとさんはよくできるなぁ、4人もいるのに。
それはもう経験の差ではないかと。もう13年も父親やってますから。
なんてね、実際は内助の功が大きいのであった。 最初、父親に慣れてない頃は主に会社で開発してたから(自宅にはPCがなかった)、 子育てはあんまり影響してないし。 最近は上の子を活用したり。私の仕事はコミュニティがだいぶ肩代わりしてくれてるし。
『Z会と大学受験支援サイト』には、 各大学の著名卒業生のリストとかが載っているわけだが、 筑波大の「経済界」のリストに
まつもとゆきひろ - オブジェクト指向スクリプト言語Rubyの作者、情報学類卒
が入っているのはどうかしてると思う。もっとも、そのリストの先頭は
登大遊 - ソフトイーサ代表取締役、情報学類在学中
だったりするのだが。なんてACな。
しかし、「いとうまゆ」やら「犬丸りん」やらが同窓生だとは知らなかったな。
2006年忘年会。今回は和食。
今年は良かった。悪い良い方をする人も目立たなかったし、 宴会の余興も楽しめた。ギター演奏やら舞踊やら。 普段見れない才能を堪能した。
こういうのを見ると音楽的才能を伸ばさなかったことが悔やまれるな。 まあ、早いうちに人生をプログラミングに最適化してしまった結果ともいえるのだが。
食事にも会話にも余興にも満足した。 忘年会は来年もこうありたいものだ。