寝坊してしまってこの話は聞き損ねる。
海底探査機にRubyを組み込むという話。
最初はどのような機械でどのような調査を行うかという話が続いて、 それはそれで面白いんだけど、どこがRubyに関係するんだろうと思ってたが、 次第にLinuxを積んだ探査機にRubyを乗せる話になった。
Rubyを選んだ理由は
なのだそうだ。1.8で添付ライブラリが増えたので、 削るようなことをしているとか。
それからスレッドのバグについて。 多数のスレッドが存在する状況で シグナルがたびたび来るとthread_criticalの状態のまま コンテキスト切替えが発生する。
ここで気がついたのだが、実はかなり前にパッチをもらっていたのだが、 すっかり放置していたのだった。 というわけで、1.6向けだったパッチを1.8および1.9に適用した。
プレゼン後、Brentを捕まえて、パッチを放置したことを謝罪した上、 近いうちにコミットするので確かめてくれとお願いした。
100% pure RubyのPDF生成ライブラリ。 Austinのスライド自身もこのライブラリを使って生成したPDFで行われている。
指定した文字列を巨大なフォントで表示するtakahashiメソッドとかあるのがおかしい。
まだ日本語は出せないみたい。日本語を表示しようとして
%r4&^[B46492
のようなラインノイズを見せておいて、おおまじめに「これが漢字が使えないときの日本語のノーテーションだ」とか言ったら、会場の半分は真剣な顔で「そうなのか」という顔をしていた。純真な外人をだまさないように。Austin自身は8ヶ月ほど日本に住んだことがあるそうで、その辺の事情は理解してはいるようだった。
ごちそうさま
今回、ヒゲが印象的なRyan。尋ねたらハロウィーンで サルバドール・ダリに扮する準備なのだそうだ。10月が終わったらすぐ落とすって言ってた。
Ruby2Cとかを中心としたツール群について。会場の別のところで「timesをwhileループに落としているが、再定義を考慮していないのか」などとつぶやいていた人がいたが、それは問題ないと思う。つまりRuby2Cはブートストラップ用の道具で、YARVのようなあらゆる状況で完全に動作することを期待するものではないと思うから。通常のケースに対応できれば十分でしょう。
Rubyには(多くはLisp譲りの)DSLを定義するのに必要な機能が備わっている、という話。
ジャグリングのパターンを表現するDSL、およびルービックキューブの解法を表現するDSLを定義し、それをRubyで実現するというデモは効果的であった。というか、ジャグリングをして見せるJimは大ウケであった。
聞きたいところではあったが、夕べ徹夜しているし、 あまりにも疲れたので部屋に帰って寝る。 やっぱ睡眠不足だよなあ。
どうも訪米中は睡眠が短くなってしまう。いや、普段からそんなに長くはないか。
昼寝してても、ディナーはしっかり食べる。
二年前のスライドも同じテーマ。全然進歩してないな。 今年の「真のテーマ」は「Wild and Weird Ideas」。
スライドはhttp://www.rubyist.net/~matz/slides/rc2005/
この内容については今後ここで取り上げようと思う。 いろいろあったが、とりあえずここで私の「責任」は果たした。
RubyConf会場のあちこちで散発的に人が集まって有意義な話合いが行われているわけだが、 Lobbyのソファに並んで話している日本人の一団が。 これはこれで有意義な話合いが行われてはいるのだが、 ここでまで群をなさなくても良いのではないかという気もしないでもない。
ま、言語の壁は厚いわけだが。
しかし、etoさんとquickWebについて有意義な話が聞けたのは収穫であった。 Hikiから移行しようかなあ。コレ絶対に広報不足だと思うよ。
あと、前から考えてたToDoベースのWikiについてetoさんに関心持ってもらう。 手の遅い私がグズグズしてる間にetoさんが実装しちゃうかも。