Continental Breakfastなのだそうだ。それってなんなんだろう。 なんとなく日本でいうバイキングのような「好きなだけ取る」方式のような気がするんだけど。
ホテルのトースターのギミックが秀逸であった。 コンベアの上にパンを乗せると焼かれながら次第に奥に引き込まれていく。 いちばん奥までいくと、ポトンと下に落ちて、その時には焼き上がっているという仕掛け。
感動した。
David Alan Blackがごあいさつ。 少々古めかしいこのホテルはもともとナイトクラブだったとか。 また会場になっている地下のBall Roomは 映画「トップガン」でバーのシーンの撮影に使われた場所だそうだ。
全般にその場の記録は卜部くんのレポートを読んだ方が確実だと思うので、 私のは感想にとどめる。
無線LANの接続に苦労してあまり聞いていない。ごめん、Francis。
テストを網羅的に行うのはいろいろ難しいよね、というような話だったか。 Mockオブジェクトを作るのにいちいち全部作ってたらMockのテストが必要になって本末転倒。 だったら、本番クラスの一部だけ差し替えてMockにしようというような話をしていた...ような気がする。
あと、$LOAD_PATHを置き換えてロードするライブラリをすり替えちゃうっていうアイディアは Rubyならではのmock実装法だと思う。下手なDIコンテナを使ってクライアントコードに無理させるより、ずっと自然だよね。
DIコンテナってあまり好きになれないのは、将来のなにか(この場合にはmockへのすり替えの容易さとか、実装の(一時的)変更とか)のためにいまコストを払えという点なのかな。
open-uriについて説明すると同時に、 良いAPIのデザインとは何かについて語るプレゼン。
いやもう率直というか、歯に衣着せないというか、 出来のわるいAPIはけちょんけちょんにされていた。
ちゅーか、脳力とか、そういう話をするんですな、akrさんって。
英語のプレゼンでも「だから」というakrさんの口ぐせが健在だったのが内心ウケた。
JVM上で動くRubyインタプリタであるJRubyの現状。
15人くらいの開発者。アクティブなのは4,5人くらい。 活発に開発が行われている。
だいたいCで書かれたRubyの半分くらいの速度で動く。 いくつかの機能は実装できていない。が、そもそも無理なものもある(forkとか)。
Continuation Passing Style (CPS) の開発を行っていて、 こちらは再帰レベルの制限がない(緩い?)。実際にデモしていたが、 Rubyや通常のJRubyがstack level too deepの例外が発生するようなケースでも ちゃんと動いていた。
YARVの現状報告、...のはずが笹田くんの現状報告になっている。 「るびま」について、とか。聴衆には大ウケであった。
Riteの将来は笹田くんの双肩にかかっている。
ところで、笹田くんと私を混同した人がいるんだけど、 そんなに似ているのか(ヒゲが)。
Ruby自身(のサブセット)でRubyを作り、Ruby2CでコンパイルしてRubyインタプリタを作ろうという試み。Squeakが似たようなことをしてるよね。
ま、Ruby自身で書いた方が簡単なところがあるのは事実なのだが、 どこまでできるか、温かく見守ろうと思う。
くたびれてうとうとしているとDHHともう一人が部屋をノック。
実は約束があったのだ。カリフォルニア州弁護士の彼は、OSSのLegal Issueについて 関心があり、RubyのLicenseがどうかとかいう話の相談に乗ってくれるとのこと。 いろいろ相談したが、とりあえず大丈夫だろう、ということになって一安心。
あと、「Webのクリックで著作権譲渡の手続きが出来たら楽でいいのに」というアイディアが DHHから出るが、彼の返答は「要研究。単なる合意であるライセンスと違って、財産の譲渡は一般的に紙を要求する」だそうだ。これができるとみんな楽なのになあ。
とか話しているうちにみんなディナーにいってしまい、 取り残されたので、弁護士の彼と一緒にホテルの向かいでロシア料理。 変わった味だがおいしかった。ちょっとハーブがきついものがあったのと、 Red October(漬物のようなもの)はすっぱすぎたけど。
やたら長い(1時間半)のだが、準備しなくていいだけ気持ちは楽。
内容はこちらを参照のこと。
新しいネタはあんまりない。未来の言語に要求される(から、Ruby2で対応したい)のは スケーラビリティ(ライブラリの数、処理するデータ量 etc.)だという話は公然としたことはなかったかもしれない。
苦労したあげく書き上げる。気がついたら朝になってるよ。