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Matzにっき


2003年12月19日

_ IVME03

午前中、IVME03の論文集を読んでいたら 寝入ってしまった。やっぱ英語の論文は辛いわ。

注目したのは午後のsession 3で発表された以下の論文。

  1. Generation of Fast Interpreters for Huffman Compressed Bytecode

    Mario Latendresse (FNMOC/US Navy), Marc Feeley (Universite de Montreal)

  2. The Case for Virtual Register Machines

    Brian Davis, Andrew Beatty, Kevin Casey, David Gregg and John Waldron (Trinity College Dublin)

  3. Dynamic Native Optimization of Interpreters

    Gregory T. Sullivan, Derek L. Bruening, Iris Baron, Timothy Garnett, Saman Amarasinghe (MIT)

簡単に紹介すると、(1)はメモリが少ないデバイス用にハフマンエンコーディングしたバイトコードを高速に解釈するインタプリタについて。(2)はレジスタベースのバーチャルマシンについて。参考文献にはParrotがあったりする。(3)はLightweight Languageという言葉の生みの親Greg Sullivanがfirst author。難しくて(寝てしまったし)よくわからなかったので、また後で読もう。Gregはここで紹介されているPartial Evaluationを使ったDyamicRIODynamoRIOという技術を Rubyに適用しようと考えていたようだが(何度もRubyの実装に関する質問メールをもらった)、 この論文ではOcamlを使っている。あんまり実装がきれいじゃないんであきらめたかな。

しかし、このカンファレンス出た方が良かったかなあ。来年はどうしよう。


2004年12月19日

_ [教会]出雲

訪問。10月の訪問は末の子が産まれる直前だったのでお休みさせてもらったが、 その結果、実に4ヶ月ぶりの訪問となる。なんだか浦島太郎。

出雲支部はなんだか人数が増えていて、部屋のレイアウトも変わっているし、 新しい顔もいくつか見かける。しばらく見なかった顔も戻ってきていた。 おまけに赤ん坊も生まれていた。 うちの子より1ヶ月早く産まれた男の子は、ふたまわりくらい大きかった。

集会を抜けて、悩みがあるという人の話を聞きに行く。 問題を解決してあげられるわけではないが、 話を聞いてあげることくらいはできるだろうと思って。

まわりの人の認識とその方の認識がずいぶん食い違っていることに気づく。 どちらが正しいとか間違っているとかではなく、 結局、人間は自分の認識の世界に生きているのだということも感じる。

いずれにせよ、否定しないように、一方的な見方を押しつけないように気をつける。 普段からこれができれば、喜ぶ人も多かろうに。いや、貴重な実践の機会で、 学ぶことが多かった。

最後に神権の祝福を残して帰る。このささやかな時間が有意義なものとなればよいのだが。

夕方は米子でクリスマスディボーショナル(のビデオ)を見る会に参加する。 途中、子供の宿題の面倒を見たりして聞けなかった話もあったが、 それでも私にとって有意義だった。 昨日、クリスマスツリーやクリスマスソングからは感じることができなかった クリスマスの本質(イエス・キリスト)について思いをはせることができたから。


2005年12月19日

_ 取材

毎日新聞島根版の取材を受ける。島根にいて作品が海外でも使われている人、 ということで選択されたらしい。

「初心者にも分かること」とか最初に聞いたような気がするんだけど、 いきなりコンパイラとインタプリタの違いから入ったりして。 チューリングマシンとか登場する初心者むきの記事はありえない。

で、言語のこと、プログラミングのこと、フリーソフトウェアとオープンソースのことなど 好き勝手に話した。一生懸命メモ取ってたけど、どこまで把握できたろうか。 もともとコンピュータが得意というわけではなさそうだったけど。 あ、でもWinnyの金子さんに取材したことがあるって言ってたから、 本当に基礎的な部分は押さえているのかも。

いずれにしても、記者さんがいかに料理するか楽しみではある。 掲載は元旦と一月中旬くらいの二回とか。

_ 新聞

というように取材を受けといてなんだけど、 新聞ってのは便利なところもあるけれど、 大量の紙を消費して、ゴミとなるものでもある。 広告の量も馬鹿にならないしね。

いっそ、やめようかなあと思っているのだ。 必要な情報のほとんどはネットで入手できるようになったし。

_ 献本

献本が二冊。

まだ読んでない。書評はあとで書く。


2006年12月19日

_ [Ruby] 第1回福岡OSS研究会

井上社長とSAABに乗って福岡へ。

空港で博多ラーメンをいただく。おいしかった。

田代IPAオープンソースセンター長、 NaCl井上社長、私の順でプレゼンを。

田代さんはIPAのオープンソースの取り組みや 行政がオープンソースに取り組む必然性などについて。

井上社長は地方におけるオープンソースへの取り組みについて。 あと、RailsPlatformの宣伝と実演。 あいかわらず見事な高速アプリケーション作成。

で、私は「Rubyのチカラ」と題して、 Rubyとその周辺について。Rubyについて知らない人もいるだろうし、 あまり突っ込んだ話は避けて、一般論で。 最近の講演とかなり内容的にはかぶるが、一応スライドは新作。

しかし、私の発表はここ数ヶ月で最長の80分(他二人は40分)。 長いぞ。聞いてる人は集中力を維持できたんだろうか。 話してる本人も途中しばらくテンション下がってたのに。

その後、交流会。 大量の名刺交換をしたが、途中で名刺を切らしてしまい、 相当失礼した。

当日のレポート(で、私が捕捉したもの)は以下に。

懇親会後、夕食をいただき(おいしかったなあ、伊勢エビ動いてたし)、 ホテルへ。

ホテルは久しぶりにネットが使えず、残念であったが、 もしかして集中して執筆や構想を練るために使えるかも、 とポジティブにとらえた...が、疲れがたまっていて、そのまま寝てしまったのだった。

_ [Ruby] irb二題

Wirble: Tab-Completion and Syntax Coloring for irb

色つけと補完(補完はirb/completionでもできるけど)。

crafterm's weblog : Spell checked method calls in IRB and script/console

method_missingとText/Levenshteinを使ったirbのスペルチェック。 これは結構便利かも。

_ [Ruby] スペシャルインタビュー 世界がRubyを愛する理由

先日の日経BP主催次世代開発フォーラムの時のインタビューが掲載された。

ちゃんとカメラマンにとってもらった写真は映りがいいぞ。実物より。


2008年12月19日

_ あぶない

昼食後、電子レンジからなにやら音がするな、と思ったら すっかり熱くなっていた。外見上は動作していないのに、 オーブン機能が暴走でもしたか。

ドアをあけたら煙がモクモク。

もう15年くらい前の古い電子レンジ(オーブン機能付き)なので、 壊れても不思議ではないのだが、 うっかり気がつかないで出かけてたりしたら火事になってた。

危険だ。

_ 取材

「アエラを見ました」というのがきっかけで取材を受ける。 少林寺拳法の機関紙なのだそうだ。

拳法?

が、バックナンバーを見せてもらったが、 ぜんぜん格闘技とか拳法とか関係ないインタビューが 毎号載るのだそうだ。

よかった、どうしようかと思ったよ。


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