松江で会議があったということで、原先生が会社を訪問してくださる。
一緒に昼食。前田くんの日記も参照。
しかし、自分と全く違う発想ができる人が近くにいたら面白いアイディアがどんどん出てくるのかもしれない。 普段、一人で作業することを好む私だが、ちょっと考えさせられた。
12月5日のOpenSource Wayのチケットを予約しようと思ったら、パックは10日以上前でないと駄目なんだって。 しょうがないから通常のチケットを手配する。ちょっと高くついたなあ。
初校が送ってきていたので、校正と10行足りない文を書き足して編集部にメール。 これであとは土曜のソフトウェア特許研究会の準備だけだ...と思っていたら。
「配布するための資料の〆切は昨日だったんですけど」とメールが届く。パニック。 うう、完全に忘れてた。「明日の夕方までにはなんとか」ということにして、夜なべしてスライド書き。
「IPSJ 論文誌 Vol.45 No. SIG 12 (PRO 23)」より。
forkを使ってサブプロセスでGCを行っちゃうというアイディア。 forkするとメモリ状態がまったく同じままコピーが得られるので、 ライトバリアが不要というアイディア。結構秀逸かも。 OSのcopy-on-write機能が働くので性能的にも有利かもしれない。
「既存のGC実装に簡単に適用できる」ということだが、 マークフラグを独立したビットマップで持ったり、 回収するオブジェクトの情報の受け渡し方法を(mmapとかで)工夫しないと性能が出ないような気がする。 特に前者は気をつけないと全部のページのコピーが発生してしまうので、 せっかくのcopy-on-writeが無意味になってしまう。
性能評価が知りたいものだ。
とはいえ、やっぱり「forkのないOSでは動かない」というのは厳しいかな。 某有名なOSをまったくサポートできないってことだものな。 その辺が論文掲載に至らなかった理由だろうか。
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「不運続きのニュースレポーターがひょんなことから、3週間だけ神様のパワーを授かってしまった」というような話。大量の「祈り」を処理するためパソコンを使うっていう表現が面白かった。 祈りを検索したりね。後は自由意志は左右できないっていうルールも。結局はほのぼのと終わる。 そういえば、なんだか似たようなプロットの映画が以前にもあったような気がする。
さて、私が「3週間だけ神様のパワーを授かってしまった」というお題で話をつくるとしたら、 どんな話をつくるだろう。
うーん、いまいち。
結局自分が「パワーにはそれを使いこなす知性が必要」と考えているのがよくわかるな。
今日は年に一度の松江ワード大会。出雲、米子、倉吉、鳥取、倉敷、岡山などからもお客さんが出席してくださる。
詳細は割愛するが、良い話がたくさん聞けた。 ただ、松江側の準備不足は感じた。もうちょっとできたことはあったように思う。
扶助協会ではうちの奥さんがレッスンした。聞きたかったなあ。評判は良かったようだ。
集会終了後(指導者会終了後)、米子に移動して、ステーク神権会。
今日のテーマは「伝道」であった。 DVDを見たり、実際の宣教師の話を聞いたり。
DVDの内容は考えさせられた。私が宣教師しているときにこれがあったら もうちょっとマシな行動が取れたかもしれない。あの時、私は若かった。 ちゅーか、もうちょっと考えて行動したほうがよかったと思うこともいくつか。
後、任期の終わった私の両親が話をした。 帰ってきてたのは11月のはじめなのだが、 子供が病気したりで会うのははじめて。薄情な長男だ。
しかし、自分の両親がこんなに真面目な顔で話をするのを聞くのは 本当に久しぶり。実に15年くらいぶりのような気がする。
ひがさん、めっちゃRails意識してます、という話。
私自身はJavaやその上のSeasarを使う必要も、予定も、興味もないのだが、 技術動向としてはいつも注目している。
そういう「部外者の観点」から見ると、 Seasarプロジェクトのプロダクトは、 どれがなんだかすぐにわからなくなる。 Churaってなにとか、Buriってなにとか。
沖縄語(方言と呼ぶべき?)に使えそうな語彙がたくさんあるのは、 すごくいいことだと思うけど、耳になじんでないうえに、 それぞれの単語とプロジェクトの間に 連想が効かないのは結構つらい。
きっと中に入ってなじんでしまったら、なんでもないんことなんだろうな。
ところで、ChuraはJava界のRailsになることができるのだろうか。 つまり、適切なフレームワークの設計やツールの支援があれば、 Ruby抜きでRails(の本質)を実現できるのだろうか。
個人的にはLisp on Railsならば、やれば出来そうな気がするけど、 Java on Railsってのは相当難しい気がする。 たとえ、「3分でWebアプリケーション」が作れても。
そこはしばしばRailsの利点といわれているけれども、 Railsの本質はそこではないような気がするから。
対象領域が近いのでえとさんの予測が特におもしろかった。
未来予測は当てようと思うとしんどいが、 利害関係なくただ単に考えるだけならけっこう面白いなあ。
じゃあ、私も予測してみよう。
プログラミング言語も超メニーコアの時代になって、 1PCに65536個くらいCPUが載るようになると 並列性を人間に取り扱える形で(つまり、あまり見せないように)、 取り扱える言語が求められるようになり、 FORTRANのベクトル化技術に類似するものが復権して スクリプト言語を含めて広く利用されるようになる。
か、並列化が行いやすい副作用のない関数型言語が今とは別の意味で注目される。
とかね。
この業界、「お前が言うか」と思うような発言には事欠かないわけだが。
PCではIntelとMicrosoftがプラットフォームを作り、その間にお金もうけもしたけれど、営利事業としてやってくれたから継続する。特にメーカーからは「ちょっともうけすぎじゃないか」といううらみつらみもあるが、そのお陰でユーザーは恩恵を被った。
Androidは「無料でやります」と言っているのがうさんくさい。ちゃんとお金を取ってやるべきじゃないかとぼくは思う。「何か後ろで悪いこと考えているんじゃないのか」と思うじゃないですか。
無料でADSLモデムを配っていたヤフーのトップがそれを言うか。 配っていたのはYahooBBでYahooではないと言うつもりだろうか。
Yahooに限定しても、中では山のようにオープンソースソフトウェアを 使っているはずだし、少なくとも本家では積極的にOSSを支援してさえいる。
そのYahoo(ジャパン)のトップが、「無料でやりますと言っているのがうさんくさい」という発言は どうだろうか。いろいろとまずいと思うんだけど。
RubyConfのビデオ収録を行っていたConfreaksから ビデオが公開されている。といっても、 現時点では1日目の私の「タウンミーティング」だけ。
改めて聞き直してみたら、あんまりにも英語が下手くそなので 落ち込む。その場では当って砕けろ、という気持ちで 一生懸命話したし、まわりの人も一生懸命汲んでくれているようだが、 今聞くと、自分で聞いてもよくわからない。
一日中、立ち直れない。