「IPSJ 論文誌 Vol.45 No. SIG 12 (PRO 23)」より。
forkを使ってサブプロセスでGCを行っちゃうというアイディア。 forkするとメモリ状態がまったく同じままコピーが得られるので、 ライトバリアが不要というアイディア。結構秀逸かも。 OSのcopy-on-write機能が働くので性能的にも有利かもしれない。
「既存のGC実装に簡単に適用できる」ということだが、 マークフラグを独立したビットマップで持ったり、 回収するオブジェクトの情報の受け渡し方法を(mmapとかで)工夫しないと性能が出ないような気がする。 特に前者は気をつけないと全部のページのコピーが発生してしまうので、 せっかくのcopy-on-writeが無意味になってしまう。
性能評価が知りたいものだ。
とはいえ、やっぱり「forkのないOSでは動かない」というのは厳しいかな。 某有名なOSをまったくサポートできないってことだものな。 その辺が論文掲載に至らなかった理由だろうか。
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「不運続きのニュースレポーターがひょんなことから、3週間だけ神様のパワーを授かってしまった」というような話。大量の「祈り」を処理するためパソコンを使うっていう表現が面白かった。 祈りを検索したりね。後は自由意志は左右できないっていうルールも。結局はほのぼのと終わる。 そういえば、なんだか似たようなプロットの映画が以前にもあったような気がする。
さて、私が「3週間だけ神様のパワーを授かってしまった」というお題で話をつくるとしたら、 どんな話をつくるだろう。
うーん、いまいち。
結局自分が「パワーにはそれを使いこなす知性が必要」と考えているのがよくわかるな。