「梅田望夫・英語で読むITトレンド」から。
前回は「浅い」と評した梅田氏の(引用する)オープンソース論だが、 今回は「負けた」気がする。元々はWired誌の記事。それから村山尚武氏のBlog。
実際に本文を 読んでもらった方が良いのだが、「barn raising(地域協同作業としての納屋の棟上げ)」と形容される 共同作業そのものにこそオープンソースの価値があるという論。
実際にある程度の規模のオープンソースプロジェクト(cmail, ruby)を「成功」させ、 たぶん日本で一番オープンソース経験が深い人々のうちの一人であろう私には、 当然そんなことは分かっていた、.....と言いたいのだが、 もちろん、気持ちとしては分かっていたが、 それを自覚してこれほど明瞭な言葉として「言語化」するレベルにまでは至っていなかった。
精進が足りん。
今度は子供たちを連れて岡山へ。 妻と赤ん坊は留守番。
日本向けに衛星放送で説教を中継。テクノロジーの進歩だ。 総大会もインターネットで見れるしな。 日本にいながらにして、めったに聞けないような人から日本向けの話が聞けると言うのはありがたいことだ。 ただ、通訳が入ると話にのめりこめないような気がする。 とはいえ、英語だと全部分かる自信がないし。
集会終了後、岡山ステーク内のいろいろな人に会った。
頻繁に繰り返されたやりとり:
A: 赤ちゃん生まれたんだって、おめでとうっ B: ありがとうございます A: で、名前は? B: まだ決まってないんです A: え、まだ決まってないの。期限があるんでしょ B: ええ、木曜日までですが。なんとかします。 A: 決まったら教えてね
(Aはだれか、Bは私)。
ほとんど同じ内容の会話を何度したことか。 いい名前を決めるのは難しいのよ。今回は特に難しい気がする。
先月に引き続き、デザインパターンについて。
前回(今月8日売り)は「デザインパターンとはなにか」というような話を紹介したのだが、 今月は「動的言語とデザインパターン」というような視点で紹介した。
もともと『デザインパターン』本でもSmalltalkの例題があったりして、 動的言語を意識していないわけではないのだが(パターンコミュニティはSmalltalkerが多いし)、 しかし、あの本を読む人の大半は(私も含めて)、「C++の本」としてとらえてると思う。
で、動的言語ならこのパターンはこういう風に使えるというような話。 紹介するパターンはPrototype, Template Method, Observerのみっつ。
で、本当は今日が〆切だったんだがどうも間に合いそうにない。 編集の人にメールして一日だけ延ばしてもらう。
実は、まだまだ原稿が目白押しなんだが。 OSMのも少し延ばしてもらう。こちらはちょっと日程に余裕がありそうなので助かる。
ちょっと、いや、あまり嬉しくないこと(仕事ではない)でミーティングがあった。 正直、落ちこむ。
で、そういう気持ちを反映するかのように、 暗い天気の悪い空であった。
が、ミーティングが終わって、将来の希望が出てきた頃、 ちょうど雨が切れて、空が明るくなってきてた。
少しだけ気持ちが明るくなった。
デンバー合意によると10月末でRuby 1.9に対する修正はfix、 YARV移行へのベースラインバージョンを用意するということであったが、 原稿その他が忙しくて手をつけていなかった。
で、11月に入ってからごそごそ修正していたものをコミット。 ベースラインとすることにした。
ここで時間切れ。
ここからの修正は手元のgitで行うことにする。
帰国早々、楽天技術研究所ミーティング。
FairyもRomaもそれなりに進んでいるように見える。 コンセプトを実証するところまでは近いうちに到達するんじゃないだろうか。
帰国したばかりで体調が悪かったのが悔やまれる。
新しい楽天タワーではカフェテリア(13F)が無料で利用できる。 せっかくの機会なので利用させてもらった。
なかなか本気である。Google本社は知らないけど、Google Japanには勝てる*1。
その後、スケーラビリティ以外のテーマについて話をする(まだナイショ)。 技研の外での活動になるかもしれない。
*1 Google Japanの人数を考えると競争そのものが無意味である。反則である
で、11月24日(土)のイベントの告知を依頼される。 10周年にあたり、あまり知られていない「技術の楽天」を伝えたいという イベント。私も「なぜ楽天か」とかいうような方向性でプレゼンする。
はずなんだけど、なんか三木谷さんとのパネルとか、 私の出番が増えてるんですけど...。
まあ、いいや。
まあそれなりに面白いイベントになると思う。 あと、噂の無料カフェテリアも利用できるし。
ただし、事前の申し込みが必要。