ホテルで朝起きてテレビをつけるとやっていた。 息子の『テレビくん』では見たことがあるが、 うちの近辺では放送していないので実際に見るのははじめて。
K-OFの会場を散策した後、 Rubyな人々13人と昼食会。
午後は私の話、「オープンソース」。 漢(おとこ)らしいと言われたが、実際に決めたのはグッディの前田社長だから、 漢(おとこ)らしいのは彼ということになる。
後で当日もっとも人が集まったセッションだと聞かされた。
当日のスライドはこちら(一部修正済み)。
好き勝手なことを90分も話したが、聞いた人はどう感じたんだろうか。
話の要点は
くらいか。しかし、「プレゼンスの向上」ってのは、結局はマーケティング重要ってことで、 そういうのが好きじゃない私にとってはつまらない結論でもある。現実はまだまだ厳しい。
大阪市立大学非常勤講師、グッディ前田社長による遠隔授業。 毎週、講義するなんて大変だなあ。
気になったのは、学生の質問が、 (コモディティ化した)ソフトウェアの特徴と、 オープンソースの特徴を混同していることだ。
これは誤解している人がほとんどなのでしかたないのかもしれないが。
朝一の便で東京へ。渋谷のびぎねっとのオフィスで千葉PMの未踏中間報告会+ヒアリング。
Java系とRuby系の混在した奇妙な空間。 また後期の応募のプレゼンテーションも面白かった。 が、緊張したのか、強調点がずれてるもったいない人もいた。
で、お客として私もプレゼン。千葉センセイがRubyを知らないということで、 簡単な紹介するような話。ここにスライドを置く。
実は『日経バイト』で原稿を書いてほしいという話になっていたのだが、 急に「連載でなく1回にまとめて欲しい」という連絡が来たのだった。 「変だな」とは思ったのだが、まさか休刊とは。
書いても書いても終わらない(笑
今回は特集の記事の一部を2本依頼されていて、 最初の方(2ページ)はアメリカにいる間に書いていたのだけど、 後半(8ページ)はなかなか書けずにいた。
が、なんとなく目鼻がついた感じ。 内容は最初のものが「LotY」、後半が「コードリーディング」。 どちらもいざ書き出すといくらでも書けて、 ページ数の制約のほうが厳しい感じ。
特にコードリーディングは、 デバッグやメンテナンス、パフォーマンスチューニングなど あらゆるところに関係するからねえ。
Rubyで使ってるハッシュ関数(1.8では古典的なアルゴリズム、1.9ではFNV-1)だが、 衝突を故意に発生させられるということで、 試しにHEADのハッシュアルゴリズムをBob Jenkins' hash algorithmに変えてみる。 最新のlookup3.cはエンディアン問題がややこしかったので、lookup2.cを採用。
とはいえ、それで問題が解決できたのか確信できないところが 浅い知識の悲しいところである。
なれるか。
基盤になるということは技術的問題だけでなく、
などがからんでくるので、断言は難しいが、 今のRubyなら結構いい線いくかもしれない。
もっとも、基盤になっても、ならなくても、 私に直接嬉しいことはないんだけど。
あ、私の経済的状況には貢献しているから、 「嬉しいことはない」ってのは嘘か。
まず、出雲空港から羽田へ。 それからバスで成田へ。
今回はほとんどの日本人参加者が同じ飛行機である。 が、席はバラバラ。満席のため機内での会話はほとんどなし。
スライドを準備したり、本を読んだり。
デトロイトで乗り換えて、ノースカロライナ州シャーロットへ。
ちなみに、今回の旅行で一番伝わらなかった単語は「デトロイト」であった。 「ロ」にアクセントがくるんだけど、どうにもうまく発音できない。
空港からタクシーでホテルへ。
で、夕食を食べに出る。 パブのようなところで、ピザやパスタなど。 人数分頼むと後悔することが予想されたので やや少なめに。正解であった。
しばらくするとウェイトレスのおねーさんが、 「あちらのお客様からです」とビールを持ってきた。 どうやらRubyConfの他の出席者が日本人参加者を見つけて おごってくれたらしい。私は飲めないけど、ささだくんがもらっていた。
さんきゅー。
ホテルに戻ったら、人だかりができている。 Rich KilmerとかChad Fowlerとかがいるので、 「なにごと?」と聞いたら「Warewolf」とのこと。
人狼のことかーっ
ChadはGame Masterも勤めていた。どんだけ世話係が好きなんだと。
なんでも、アメリカのRubyistの間では今年、人狼が大はやりなんだそうだ。 イベントで人が集まるたびに、やってるとか。 が、私の英語力では心理戦を鑑賞することさえ困難である。
がんばってねー、と言いつつ、 そのまま、寝る。