garyuさんからツッコミ。
特許を取るだけ取っておいて、それを普通に使っている人たちはそのままほっとく。誰かが特許紛争を仕掛けてきた時のみ、自分の特許を「防具」として使う…という考え方は、ナイーブ過ぎるでしょうか。出来ない事は無いと思うんですが。
いや、ごもっとも。無理ではないと思います。 実際にRedhatとかそういう戦略行動を取ったことがありますね。 全面的に否定される戦略ではないと思います。
ただ、少々問題があります。
理念上の問題としては、 先にも述べたように、フリーソフトウェア(自由なソフトウェア)の信奉者としては、 たとえ特許紛争をしかけてきた相手からとはいえ自由を奪うようなことをしたくないとことです。 「目には目を」じゃなくて「汝の敵を愛せよ」というか。 これについてはフリーソフトウェア/オープンソース関係者でも一枚板ではないと思いますが。
もうひとつ、実利的な問題としては、特許には費用がかかることです。 ほとんどのオープンソースプロジェクトは経済的基盤が脆弱ですから、 特許の申請・取得・維持の費用を捻出できないと思います。 たとえば、Rubyは(私の生活を維持できているという点で)割と恵まれた方だと思うんですが、 それでも防衛用に特許を維持するだけの余力はないと思います。
また、仮にそのような戦略を取ったとしても、 紛争を仕掛けてくる相手が自分の持っている特許に価値を見いださない場合も当然ありえるので、 かなり大きな特許プールを持たないと防衛用特許として役に立つとは限りませんしね。
先月結婚した同僚を祝う宴会。おめでとう。
あ、なにか思いついたかも。 というか、アシモフ先生が60年近く前に示してくださっていたような。 ここに具体的に書くわけにはいかないが。
朝5時半にタクシーを手配。寝過ごすといけないと思ってか、たびたび目を覚ます。
サンディエゴ空港で少しおみやげを買って、 7:30のUA753でサンフランシスコへ。
サンフランシスコ空港で大学時代の知人のお父さんを見掛ける。 15年ぶりくらいになると思うのだが、 全然変わってないし、一緒にいた国際結婚の奥さんも見覚えがあったのでまちがいないと思う。
It's a Small World.
でも、一瞬のことなので話しかけられなかった。
NH007で成田へ。機内の映画は往路と同じ。なんだ。 行きで見なかった『恋する神父』を観た。 韓国映画。えーと、これがツンデレってやつですか?
カンファレンスで疲れたので、基本的に寝て過ごす。 が、がらがらの往路と違い、満席だったのであまりリラックスできない。 行きは原稿書きに忙しくて空いていたのに有効活用できなかったしな。 うまくいかないものだ。
RubyConfに向けて移動。 出雲空港から羽田空港に移動。
で、途中で忘れ物に気付いたので、 京急蒲田で降りて買い物と昼食。
あと、百円ショップでよって面白いものをいくつか。 ホントは扇子とかも買いたかったのだが、 そういうものは売ってなかった。
小さなホワイトボードとマーカー。 ちょうどデジカメにサイズがぴったりな携帯電話入れ。 歯間ブラシ、などなど。
その後、電車で成田空港へ移動。 かなり時間がかかる。 いつも思うのだが、国内空港と国際空港が2時間離れてるっていうのはどうよ。
が、災い転じて福となす。電車の中で以下の事柄についてメモをまとめる。
けっこう生産性が高かったような気がする。
2時間近くまとまった時間が(メール読みとかの中断なしで)とれるのは 実は珍しいことなのかもしれない。
成田からサンフランシスコへ。機材はB777。 UAの機内映画はオンデマンドじゃないのね。 観たのは「Scary Movie」と「Scanner Darkly」。
前者は下らなくておかしかったけど「Saw」も「Village」も観てないので 分からないところがいっぱいだった。まあ、見た映画のパロディ部分は 字幕がなくても分かるよね。まあ、考える映画じゃない。
後者は英語音声+中国語字幕という組み合わせで、 話そのものが難しい事もあってぜんぜん分からなかった。 ここまで分からないのも珍しい。 今度ビデオで見直そう。
サンフランシスコからソルトレークシティーへ。
ところで、いつも気になるんだが、 アメリカの空港のバゲッジクレーム(荷物引き取り)は、 どうして乗客でなくても誰でも入れるところで、 係員による認証もなしで行われるんだろうか。
ヨーロッパでは日本風に乗客しか入れないところだったように思うし(認証はなかった)、 中国やマレーシアでもそうだったように思うんだが。
空港でピックアップしてもらって、ソルトレークをあちこち連れ歩いてもらう。 写真をたくさん。今回に備えてCasioのZ600を新規購入したのだが、
となかなかよろしい。テンプルスクエア周辺とかだけで100枚以上撮ったような。
典型的観光客、かな。
美祢刑務所で刑務作業としてRubyでの開発という話はどうなったか、 という後日談。実際にははじまってない、とのこと。
話題性は十分であったが、 実施会社がRubyの技術者を抱えていないとか、 開所直前でも実際に契約が結ばれていないとか(現時点でも契約されていない)、 いろいろと無理があったようだ。
まあ、着想が悪いとは思わないので、そのうちどこかで実現したら面白いよなあ。
パブコメ募集開始。
この辺でぐだぐだ語っていても役人の耳には入らないので ちゃんとパブコメ書く必要があるよなあ。
行動重要。