日経ITProの記者の眼でRubyが扱われていた。
結構、好意的に扱ってあるではないか。これを書いた矢崎さんは今月の日経ソフトウェアの9月号の特集で、PerlとRubyを扱ってくださった方だ。
最初は私に原稿の依頼があったのだが、ちょっと手に余ったのでお断りして、 代わりに、吉田さん(moriqさん)にお願いした。 『4274065154』の著者のmoriqさんなら適任だし、 任せても安心だと思ったからだ。 さいわい、快く引き受けてくださった。
矢崎記者がRubyに対して好意を持ってくださったのはmoriqさんのおかげが大きいと思う。
いや、Rubyが優れているのもあるんだけどね(不遜)。
満を持してリリースしたはずの1.8.0にすでにバグがいくつも見つかっている。 リリースエンジニアリングって難しい。
また、次の点も指摘されている(重要ではないが)。
これをどうしたものか、1.8.1を出すのは早すぎると思うし、 1.8.0メンテナンスリリースとか用意しようかなあ。
昨日の続きでいくつかのデバッグ。 UTF-16で書いた文字列に対して、 toupperとかが動くのは感動する。
が、実用のためには
必要がある。
前者はprintfをほとんど全部自前で実装する(か、printf(3)にかける前にコード変換する)必要がある。 正直勘弁してほしい。が、しょうがないか。
後者は鬼車との連携を考える必要があるが、
どちらかというと、3.2.6をベースにした方が楽だと思うのだが。
まだまだ面白そうな話が残っているOSCON 2005だが、 私はもうおしまい。帰ることにする。
8時頃にMAXでPDXへ。$1.75。MAXは市内の利用は無料なのだが、滞在中、勘違いして何度かチケットを買ってしまったのは秘密だ。
PDXのファストフード(メキシカン)で朝ごはん。なんだか量が多いぞ。 これがアメリカ人の標準的な朝ごはんなのだろうか。
9:25のAC8118でバンクーバーへ。10:41着。 バンクーバーからは13:00発(実際には15分遅れた)のAC9なので、時間的余裕はあまりない。 出国審査だけでけっこう時間がかかるしね。往路とは対照的だ。
バンクーバー空港の売店で素敵な瓶に入ったメープルシロップ、7.25カナダドルをおみやげに。 1カナダドルって何円だっけ。
飛行機の中の映画は『デンジャラスビューティ2』。まあ、こんなものかな。 私の趣味だと、お金を払ってみるほどの映画ではないと感じた。
子供たちを米子の実家に預けて、妻と岡山へ。
教会の訓練集会があったためだが、 このような規模のものが開かれるのは大変珍しい。 私たち夫婦にとっても末娘が生まれてから、 二人だけで出かけたのは、はじめてになる。 思わぬデートである。
いろいろな事を聞いて、大変勉強になったのだが、 「パレートの法則(80:20則)」が登場したり、 地方のコミュニティの現状が冷静かつ正確に分析されていたりしたのが 大変感心した。
夕食はハピータウンとなりの中華料理店で。 おいしかった。
これも岡山の集会で聞いた話。
なにか事があったとき、私はすぐにでも事態を収拾しようと あわてて行動を起こしてしまう。 しかし、そのような対応はしばしばアドホックなハックに終わってしまい、 根本的な問題が解決されないまま残ってしまいがちである。
そのようなときこそ、「stand still(しばらく待て)」と自分に言い聞かせて、 冷静に適切な対応を心がけるべきであろう。
これもその時に聞いた話。
よく「どうして」と思うことはあるものだ。 客に理不尽な要求されたり、 隣人の納得の行かない言動に悩まされたり。 家族の中でも「どうして」、「なんで」はよく聞かれる言葉だ。
しかし、そう思ったときに代わりに「理由があるはずだ」と自分に語りかけるように、 というアドバイスであった。「どうして」と「理由があるはず」は 文の持つ意味はほとんど同じはずなのに、 精神への作用は全然違う。
「結構です」と「よろしいです」と同じくらい違う...、いや、これはちょっと違うか。
長らくお世話になった宣教師が とうとう任期満了ということで、最後の挨拶。
まあ、長らくって言っても、全体の任期が2年なんだから、 松江では数ヶ月ってところなんだけど、 いろいろと頑張ってくれてたから、 印象が強い。
松江はZLプレースなので、 よく頑張っている宣教師が赴任してくることが多く、 大変ためになる。
帰っても、伝道中の経験や気持ちを忘れず、 適切に社会復帰してくださいませ。
夏休みに見た映画。
予告編とかは何度か目にしていて、 ウィル・スミスが無人の街で狩りやゴルフをしているシーンが印象的だったから、 『渚にて』とか『復活の日』のラインの映画かと思ったら もっとずっと陳腐なストーリーだった。
世界にただ一人取り残された男、というのは 使い古されているとは言え、ウィル・スミスの演技は頑張ってて好感が持てた(前半)。 が、基本的な設定とストーリーが穴だらけなので、個人的には楽しめなかった。 だから理系は...。
後半になるほどダメになる。
気になった穴。
これだったらチャールストン・ヘストン主演のアレの方が良かった。 あと、あの監督のアレとか。
って、タイトル言ったら、この映画のネタばれになるのか。 後者の場合、監督名だけでネタばれになっちゃうところがすごい。
追記
その後、ちょっと調べたら、 「B00009SF9M」の原題は『I Am Legend』つまり、 この映画はリメークだったのだっ。なんと。