以前にもあった、Googleで「"i love x" programming」と「"i hate x" programming」とを検索して、 LOVE/HATE比を出す、というお話。ここで「x」にはRuby, Java, Pythonなどが入る。
Language | Love | Hate | Ratio |
Ruby | 1,450 | 13 | 111.54 |
Python | 1,330 | 46 | 28.91 |
Smalltalk | 57 | 3 | 19.00 |
Perl | 1,720 | 426 | 4.04 |
Lisp | 185 | 77 | 2.40 |
Java | 2,680 | 1,350 | 1.99 |
C | 872 | 506 | 1.72 |
なんと、Rubyはダントツの一位。ま、しょせんお遊びだけど、それでも嬉しい。
宅急便で献本が届いた。『4839917299』。
著者の秋山さんからは正月にメールをいただいていて「献本したい」とのことであった。 ようやっと完成したということだ。まだ読み込んでいないが、なかなか良いテーマで書かれた本だと思う。
が、しかし、編集の方から連絡があって 「秋山さんは2月18日に亡くなられました」とのことだった。著者紹介の欄にもそう書いてある。 36歳、クモ膜下出血だったそうだ。 まだ若いのに。自分とほぼ同世代でまだまだ若い人(しかもRubyユーザ)が亡くなるのを聞くのは切ない。
また、先日の尼崎の列車脱線事故の被害者の中に石井 勝さんがいらっしゃったのだそうだ。彼とも直接面識はないが、彼を通じてRubyを知ったという人も多かったようだ。 彼もまた同世代(37歳)であった。
彼らの魂よ安かれと祈る。
「動的言語ってばけっこういいじゃん」ってお話。
Javaのような厳格な言語を自在に使いこなして大規模な企業システムをバリバリと作っている技術者の中にも,スクリプト言語ファンは多い。彼らを惹きつけるものは,いったい何なのか。
Rubyを愛するそんな技術者のお一人に,この疑問をストレートにぶつけてみた。その方いわく「とにかく楽なんだよなあ,Rubyでプログラミングするのは。なんでだろう。よく分かんないなあ」。
この言葉を聞いてはっとした。この一言に,スクリプト言語が持つ魅力が凝縮されているように感じたのだ。言葉にできない何か,感覚的な「楽」さ。それこそが,スクリプト言語人気の根底にあるパワーなのではないか。
パワーなんです。
八木さんからは先日の「日経バイト」の特集のためにメールでインタビューを受けていて(ちゃんと献本していただいた、感謝)、その内容がここでも再利用されている。 あ、そのインタビューの中では動的言語のデメリット(型がないから実行してみないと分からないとか、プログラムを見ただけでは何を渡してよいか分からないとか)についても触れていた。記事には使われなかったけど。
まあ、こういうところで紹介されるというのは動的言語がメインストリームに近づいてきたということなのだろうか。10年時代を先行していたということか。そんなこと言ったらLispなんか40年時代を先行しているわけだけど。
あまり登録した記憶がないメールマガジンが送られてきた。 忘れているだけできっとどこかでアドレスを渡したのだろう。
しかし、妙な記述が。
このメールマガジンは、日○○○○主催または協賛の展示会やセミナーに
(Webセミナーを含む)にお申し込み・参加された際に、情報提供について
ご了解いただいた皆様にお届けしています。
このメールはプロポーショナル「固定ピッチ」でご覧ください。
えーと、つまり要するにフォントはなにを使えと。 「プロポーショナル」で「固定ピッチ」などと自己矛盾するフォントは持ってないっす。
愛用のThinkpadのポインティングデバイスは トラックポイントと呼ばれ、これが機種選定の大きな理由になっているわけだが、 黒い筐体の真ん中に赤いゴムキャップが大変印象的である。
いや、印象的だから選んだんじゃなくて、 最近のノートパソコンに使われているあのパッドがダメだからなんだけど(ほんとはトラックボールのほうが好き)。
で、このゴムキャップ(うちでは「赤いポッチ」と呼ばれている)が末娘の攻撃対象になるのだ。
しばしば、トコトコとこちらの方に歩いてきて、 「はいっ」という感じでなにかを手渡してくれる。 赤いゴムキャップだ。
あるいはテーブルの上においてあるThinkpadを操作しようと ふと見るとキーボードに赤い「例のモノ」が付いてない。
末娘に「赤いポッチ、どこにやったの?」と尋ねると わかっているらしく、どこからか持ってくる。
幸いなことにまだなくしたことはない。
もうひとつ親馬鹿エントリ。
14日には、末娘がSkypeで私のことを「おとーたー」と呼んでくれて 嬉しかった覚えがあるのだが、最近はすっかりそんな風には呼んでくれなくなった。
いつもいつも「おかーたー」である。
おかしいのは、妻だけでなく、 私や姉たちに対しても「おかーたー」と呼んでいる。
どうやら、「お願い」というような意味で使っているらしい。
4月のブログコンテストのエントリを勝手に批評するシリーズ(その3)。
「良い補完付きのIDEが欲しい」というもの。言語そのものとは直接関係ない。
IDEについては、NetBeansが頑張っていることは知られているわけだが、 Eclipse系でも
と結構な動きが出ている。Rubyのプレゼンスが上がるにつれ、 もっと良いものが登場して来るんじゃないかな。
4月のブログコンテストのエントリを勝手に批評するシリーズ(その4)。
現在のブロックコメント(「=begin」から「=end」まで)に変わる新しいものを導入しよう、というもの。 提案されているのは「#*」から「*#」。
個人的にはブロックコメントの必要性はあまり感じていない。 ツール(たとえばEmacsのruby-modeでのruby-encomment-region)で 簡単に対応できるからだ。
たとえ導入するにしても記法はよく考える必要がある。 少なくとも「#*」では既存のコメントに重複するものがありそうだ。
4月のブログコンテストのエントリを勝手に批評するシリーズ(その5)。
ruby-talkの常連djbergによるもの。たくさんある。
Maybe
いちいちコメントつけるだけでも疲れちゃいそうだけど、とりあえず、 1.9で(ある程度)やるものは以下の通り。
曖昧すぎて何ともいえないが、(2.0以降)検討してみたいのは以下の通り。
考えないといけないのはこれ。
もうちょっと良いissue trackingが必要だ。
赤井さんは同郷で(学校は違うけど)、高校時代に個人的に面識もある先輩なので こんな下らないことで辞任というのは残念で仕方がない。
Ruby VMインタビュー・エピソードIII。 Multi-VMのこととか。
Ola Biniに続いて、XRubyの開発者Ye ZhengもThoughtWorksに入社したという話題。
これってすごいことだと思うよ。 で、このままだとXRubyとJRuby周辺で協調と積極的な開発が進んで、 オリジナルRubyが置いていかれそうで、ちょっと危機感を感じたりして。 いや、1.9ももちろんそれなりに頑張っているんだけど。