元ネタはCNET Japanの梅田さんのコラム。
生活コストの高いことが前提の「大都市圏標準サラリー」を稼ぎ、生活コストの安い田舎の小さい町に住むことで、2つの世界のいいとこ取りをしよう、というのがGeographic Arbitrageである。
しかし、別にこの生き方は新しいものでもアメリカ特有でもない。 日本でできない理由はないし、実践している人も多いだろう。 事実、私はずっとそうしている。
鍵は「ふたつの世界のいいとこ取り」である。
まず、第一に仕事である。地域性に限定された仕事では難しい。
日本だけじゃないと思うが、田舎は住環境、生活コストその他で恵まれている (たとえば、今のうちは3LDKで共益費、駐車場2台分込みで8万だ)。 一方、産業に乏しいことが多いので、地元ではなかなか仕事はない(ので高給に恵まれない)。 環境が豊かでも収入が厳しければ「いいとこ取り」ではない。
しかし、「IT革命」ばんざい。すべての職種とは言えないが、 ソフトウェア開発に限って言えば、いまや地理的な問題はかなり少なくなっている。 電子メール、FAX、IRCなどを活用すれば、開発作業のほとんどは地理的な制約を受けない。 以前は情報が遅いのが難点だったが(松江は今でも雑誌の発売日が二日遅い)、 インターネットのおかげで最新の情報が自宅で入手できるようになっている。
理屈から言えば、会社としては開発者がどこにいようが、きちんと仕事を果たしてくれれば、 貢献に対する報酬として同じだけの額を払うのは当然である。都会地手当てのようなものを除けば。
であれば、あと必要なものはなにか。
実はそういう働き方を理解してくれる文化や会社だけのような気がする。 いずれにしてもソフトウェア開発職は他の職種に比べてチャンスが多い。 サポートや営業ではなかなか難しいだろう。
あきらめずチャレンジするのはどうだろうか。
Paul Graham最新作*1。 「なぜ賢い人々がまずいアイディアにとらわれるのか」というお話をPaul自身の失敗談を含めて語る。
詳細は原文を読んでもらいたいが、 理由は大きく言うと
があげられている。そして成功するための秘訣とは...。
*1 実はこの日のエントリを書いた26日にはより新しい「The Submarine」が公開されている。
ようやっとCVSにブランチを作って新GCの実装に取り掛かる。 論文の〆切が来月頭であることを考えるとあまりにもとりかかりが遅い。
今日はとりあえず最新1.9にライトバリアを追加する作業を行う。 木山くんのライトバリアが参考になるからさくさく進む。
これなら −もしかしたら− 間に合うかもしれないぞ。
「もしかしたら」じゃダメなんだけど。
ワードの活動で宍道森林公園でバーベキューを。 ブラジル出身の宣教師が手配してくれた ブラジルから輸入したという肉7Kgや、野菜などを 炭火で焼く。40人強の出席者があったが、 大変好評であった。
子供から大人まで大喜び。しかし、7kgあってもあっという間になくなったな。 普段は肉はあまり食べないうちの妻や息子も喜んで食べていた。 やはり野外活動での食事は格別なものらしい。
天気予報では午後から雨の確率80%ということで、 天気を心配していたのだが、みなの祈りが通じたのか 最後まで曇り空のまま、雨に降られずにすんだ。
これも日ごろの行いが良い人がいたからか。 いや、私じゃないけど、さ。
なんだそうだ。上記エントリから引用。
「日本発のイノベーションに関して、近いうちに発表がある予定だ。我々の顧客も、Rubyには大きな関心を持っている。日本を、市場としてだけでなく、イノベーションが起こる場所としても大きな注目を持って見ている」。
BEAからRubyに関する言及を聞くとは思っていませんでした。本日最大のサプライズです。
私もびっくりだ。念のため明らかにしておくが、現時点でBEAとRubyについて話をしたことはない。
が、この文章をよく読むと「日本発のイノベーションについて発表がある予定」と書いてあるだけで、それが直接Rubyであるとは断言してないんだよなあ。実は全然違う「イノベーション」のことで、Rubyは単なる「弾よけ」として言及されたのだったりして。
懐疑主義すぎ?
追記 (2006-04-26)
プレス向け発表会というものの常識で考えると、ここまで言及しておきながらRuby以外の「日本発のイノベーション」に関して発表しても、BEAにとって何のメリットもないと思います。
私は、この発言は「BEAもRubyに関心があり、何か発表する可能性があるので、そのときにはちゃんと記事に書いてくださいね」というサインを記者団に送ったのだと解釈しました。
ということなので、意外と(私が思ったよりも)本気なのかもしれない。 それならそれで喜ばしいことだと思う。
BEAについてあまり詳しくないが、Java寄りの会社だと認識しているので、 だとすると、星さんも推測されたようなJRubyへの対応というのがありそうなのかもしれない。 JRubyには私は直接タッチしていないので、私へのコンタクトがないというのも うなずける。
聖餐会では「什分の一」を中心に経済的なこと。 金銭にまつわる聖句は思ったよりも多いということなどを含めて。
日曜学校原則クラスは「選ぶ自由」について。 我々の生得権である「選ぶ自由」と、その目的、効果、活かし方。 私が教師だったが、むしろ大変為になる話を聞かせてもらった。 子育てとか。