抽象的な話だが。
地理的に拡散している、ゆるく連携された組織に対して、さまざまな戦略を考案する。 あるものは効果があり、あるものは効果がない、かもしれない。 あるものは末端では実行に移されず、有効性を発揮できないかもしれない。
効果があるかどうかは測定しなければ正確には判定できない。 その効果を測るために、たとえばアンケートを取る、 インタビューをするなどを方法をとることができるが、 それにはコストがかかる。場合によっては戦略をだいなしにするかもしれない。
さて、その有効性を損なわずに測定する良い方法はあるかないか。
うーん、ケースによって違うとしかいいようがないな。brain fartか。
タイトル通り、TCPフロー制御アルゴリズムを(人間の)マネージメントに応用した場合、 どのような原則が得られるか、ということを示したエッセイ。
あげられているのは以下のような原則。
ここから引き出すことのできるマネージメントルールは以下の通り。
面白い。すごくドライな気がしないでもないが、 パフォーマンスのためにアルゴリズムにかけるのと同じくらいの設計努力で、 マネージメントルールもきちんと検討することも重要なのかもしれない。
著者校正。今回は分量はちょうどいい。珍しいことだ。 私は分量の見積もりが不正確なので、 8ページもあるとたいてい10行や20行、足りなかったり、多かったりするのだが。
RSA暗号はやっぱり半ページほど。 この原稿を書いたおかげで、RSAアルゴリズムがはじめて理解できたよ。 今まで公開鍵暗号とはどんなものかとか、 素因数分解を使っているとかしか、概要しか知らなかったもの。
まして、RSA暗号プログラムがRubyでわずか5行で書けるなんて知らなかったし。
高橋会長のプレゼンテーション(高橋メソッド)。 ウケている。
Appleの営業の人による「あなたがMacを買わない10の理由」のパロディなんだが、なんともおかしい。 特に言語がAdaであるところが。
でも、Adaのことを全然知らないとこのおかしさは伝わらないだろうなあ。
Termiteっていうのは、要するにScheme(Gambit)に Erlangの並列モデルを組み込んだもの。リンク先の論文には 結構性能が出ているような話も見える。
Rubyでもそういうのをやったらよいような気がする。
Steve Yeggeによる「次の言語」の条件。
私は賛同しないけど(特に最初の二つ)。
コメントではDylanやJavaScript、DやC#3を押す人がいた。 でも、これらも「次」って感じじゃないだろう。
じゃ、私は「次」の言語はどうなるか、と考えているか、という話。
こうやって、言語の話題をあちこちでチェックしていると 次世代のプログラミング言語についての傾向がわかってくる。
というわけで、 次世代の言語を今味わいたい人はErlangもいいかも。 今はTIOBE Index 50位以下だが、今年のLanguage of the Yearになるかも。
OOPの「欠点」。
本文だけだとよくわからないけど、筆者によるコメント欄でのサマリが面白い。
オブジェクト指向は複雑なソフトウェアを取り扱えるが故に、 ソフトウェアの複雑化を招くというのは(その主張に同意するかどうかはともかく)、 新しい視点であった。
確かにWindowsの「なんでもかんでも一体化した設計」は、あまりうれしくない気もする。 それが本当にOOPのせいかどうかはわからないけど。