先日の私の誕生日に続き、息子の誕生日が来る。
彼はプレゼントをもらったり、おいしいものを食べさせてしまってご満悦のようだ。 しかし、疲れてしまったのか、レストランへの移動中に寝てしまい、 帰宅後も、そのまま布団に直行であった。
Shiroさんが出演していたということで一部に有名な『恋におちたら〜僕の成功の秘密〜』だが、うっかり見逃してしまった。最近ドラマどころかテレビそのものをあまり見てないものなあ。
しかし、見逃すべきではなかったかもしれない。 劇中、システムがウィルスにやられるのに緊急対応するというシーンがあり、 ツッコミどころ満載であったと聞いたからだ。久々にドラマで大笑いできたかもしれないのに。
息子が8歳になったのでバプテスマ会。 元々緊張しやすいタイプの息子はバプテスマを受けることそのものは非常に楽しみしていても、 人前に出て注目を浴びるということが耐えられないらしく、そのことは嫌がっていた。 直前になってもかなり尻込みをしている。
着替えている時とか緊張のあまり震えだしていた。というか、今まで私が生きてきた中で、 こんなに緊張している人間を見たことがないくらい。
なかなか踏み出せずにいろんな人に心配をかけたり、迷惑をかけたりしたが、 なんとかかんとか無事にバプテスマと按手礼を済ませる。
すべて終わった後の息子の晴れ晴れとした顔といったら。
また、たくさんの人から祝福の言葉と誕生日プレゼントをいただいた。 こんなに愛されているとは幸せ者だ。
その後、親戚が集まって夕食。解散。
妹家族と野田支部へ。
野田支部は弟が伝道中にオープンした小さな支部だ。 話に聞いていたが訪問するのは初めて。 よその教会に出席するのはなかなか刺激的で嫌いではない。
が、聖餐会でステーク会長が野田支部をクローズし、 会員は松戸と春日部に振り分けるとの発表が。
いろんな事情があるらしい。
人数が少なくて大変だったところもあるので、 よかった面も多いのだろう。教会が移るのは大変なこともあるんだろうけど。
弟がオープンし、兄がクローズに立ち会うというのも 奇妙なものだ。浜松といい、野田といい、妙なところで縁があるものだ。
集会終了後、食事会。 男性陣が各自カレーを作り、「合成」するというなかなかな荒技。 しかもおいしかった。いろんな具に遭遇できるというのも醍醐味かも。
集会後、流山おおたかの森駅からつくばエクスプレス。 秋葉原・浜松町経由で羽田へ。
やっと帰宅。
今日は息子の誕生日でもあるので、 夕食はお祝いとする。うれしそうな息子の顔がかわいらしい。
夕食後、妻が見せたいビデオがあるといって、 DVを再生する。卒業式かなにかで撮ったものかと思ったら、 知人や家族たちから私の誕生日へのメッセージであった。 なんと1ヶ月以上前から機会を捕えてメッセージを撮りためていたらしい。
その心に感動した。
みんなに「おめでとう」と連呼されて、 めちゃめちゃ照れ臭かった。直視できないじゃん、こんなことされたら。
James Clark、JSONについて語る。
ネームスペースがない、という指摘はわかるようなわからないような。 確かに表現すべきデータ構造が複雑になった時に ネームスペースのようなものがほしいことは、もしかしたらあるのかもしれないけど、 ほとんどの場合には「配列、マップ(オブジェクト)、文字列、数値」で 表現可能なのではないだろうか。
それを越える場合には、確かにJSONではカバーしきれないだろうが、 ごくまれな特殊なケースのために巨大な道具を持ち込むのは間違っている、と思う。 もともとXMLも、巨大すぎるSGMLや一貫性のないHTMLへの対案として誕生したはずなのに、 今や(well-formedな一貫性は維持されてると思うけど)、 揶揄の対象になるくらい巨大になってしまったような気がする。
JSONについては、外から受け取ったデータを 安易にevalに渡してしまうようなケースの方が心配。
あまり目立たないがJRubyの立役者であるOla Biniが大学から ThoughtWorks(Martin Fowlerがいるところ)に移って、 フルタイムのJRuby開発者になる、という話。
すげー。
っていうか、 本家Ruby開発者は(私以外は)なかなかフルタイムという話はないのにな。 笹田くんは結構近いけど。 それを思うとやっぱJavaの威光はすごいな。
アスタリクスの中島社長のインタビュー。
「Google恐れるに足らず」というのは強気な発言であるが、 日本ベースであるがゆえにGoogleにはできないことはあるだろう。 エンタープライズRubyの先駆けとしてぜひ成功していただきたい。
NaClも応援している。実際に一部開発してるし。
「Twitterの中の人」Alex Payneがインタビューで
ぼくたちは世界最大のRailsユーザーだと思うけど(毎秒11,000リクエスト受けたことがある)、Railsはスケーラビリティが課題だよね。Railsは同時に複数のDBと話すことができないし(超訳)
と、発言したのに対して、DHHが
RubyもRailsもオープンソースだし、簡単に手を入れられるんだから 誰かが自分の問題を解決してくれないか、口をあけて待ってるんじゃなくて 自分で解決して世界に貢献したらいいのに
と発言。
それを受けて、解決手段であるMagic Multi-Connections をNic Williamsがリリースという流れ。
どこに突っ込めばよいのかわからない、この流れ。
DHHの挑発的な応答もさることながら、 それに対してわずか75行のプラグインで対応できてしまうNic Williamsのセンスや そもそもそれを可能にしたRailsというアーキテクチャ、 またその背後にあるRubyのパワーなど、考えるべきことはいろいろある。
「我慢して頑張る」を嫌う「新人類」型新入社員について。
かくいう私の世代は世に言う「新人類」という言葉で最初に形容された世代になるのだが、 この「我慢して頑張る」を嫌う感覚はよく分かる。 会社が一方的に押しつける都合を嫌い、「頑張る」必然性を見いださない。
っていうか、会社と従業員との関係は常にWin-Winであることを目指すべきで、 従業員が一方的に我慢する構造というのは間違っている。 この業界、徹夜しても仕事を完遂する「すばらしい」人は多いのだが、 そのすばらしい働きは、ほとんどの場合、さほど評価されない。 私にはその「報われない」責任感がよくわからない。なんで我慢できるんだろう。
あなたが(自らの身を削ってまで完遂する)すばらしい火消しでも、 たぶん、あなたは出世しない。あなたのキャリアはいつもトラブルの渦中にあるのだから。 経営者からは、あなたはトラブルとワンセットでしか見られない。
プロジェクトが火を噴いているのは、たぶん、あなたのせいではない。 でも、責任をとって徹夜するのはあなただ。 「遅れてすみません」と頭を下げるのはあなただ。
でも、会社はたぶんあなたに報いてくれない。 責任者はあなたに感謝はするだろうけど、それ以上ではない。
それでもなぜ頑張るのか。 一度や二度の突発的な事態なら仕方がないかもしれない。 でも、これが恒常的になるなら、あなたは転職を考えた方がよい、と思う。
「我慢して」も「頑張っても」、将来報われるなんてことは期待できないと思う。 今三十代より下の人にとっては「将来のおいしいパイ」なんてのは、 上の世代がぜんぶ食い散らかした後だ。
「怠けてもよい」とは言わないが、楽しんで仕事すること、充実した仕事をすること、 そして、会社とWin-Winの関係を築くことを、もうちょっと真剣に考えてもよいと思う。
長男、誕生日。10歳。ケーキを食べる。