午後から私の両親が来て、花見をする。 ちょうど今日が満開くらいか。
ついでに玉造の足湯につかる。
子供たちは両親とともに実家に。 春休みで親子双方にストレスがたまっているので、 ガス抜きをかねて4日ほど実家にあずかってもらうことにした。
Pythonに最近加えられたfunction annotationを使ってmultimethodを実現する、と言う話。
面白い。
function annotationは「@」という記号を使うし、 「あまりPythonらしくない」という印象だったが、 結構使いでがあるようだ。
Rubyがmultimethodを実現することはないだろうなあ。 上手に実現しないとduck typingを妨げかねないしなあ。
VAリナックスがビジネスとして魅力的なことを意味しているのだと思う。 住商情報システムといえば「とんがった技術」に注目する会社だ。 Curlとか。未踏ユースのバックアップもしているはず。
ただ、
住商情報システムでは、オープンソースを活用して構築、運用する案件の目標受注金額を、2005年度20億円、2007年度100億円とする。
という大きな期待にVAリナックスの運営方針が曲げられたりしないことを切に祈る。
ヒューメントは4月1日からFirebirdの有料サポートサービスを提供することを発表した。3種類のメニューが用意され、価格は3インシデントで21万円から。
オープンソースビジネスは積極的に応援したい。 でも、「いちインシデントななまんえん」ですか。
データベースだとあり得るのかな。Rubyじゃ絶対に無理だな。
ふたたびThoughtWorksについて。 ThoughtWorksは以下のような「通説」に反対する「社会的実験」なのだそうだ。
うーん、とんがっている。うち(netlab.jp)はここまで前衛的ではないなあ。 特に最初のもの(平凡な人材)について。もっともうちの場合は、
だけど。これは、おごちゃんの意向でもある。彼の主張は
というものだ。だからいろんな人を取ろうとするわけ。
ThoughtWorksの人は(主にJAOOで)何人にも会ったことがあるけど、 みんな優秀そうで、またハッカー魂を理解している人のように見えた。 今後もThoughtWorksには注目していきたい。
山口に来ている間に、八束郡玉湯町は合併して松江市玉湯町になった。 これで今日から松江市民となる。税金が上がりそうなのは嫌だなあ。
朝から移動。本屋で「4309462553」と 「4309462561」を購入。
YAPCでSF成分不足が感じられたので。
で、弾さんの家に。まあ、立派なところだ。 リビングだけで前のアパートがすっぽり入りそうだ。
さて、Perlな人たちが多いので、 特にすることもなくぶらぶらしたり、 Rubyの仕様について思索したり、 食べ物をつまんだり、 メールを読んだり、 Webを眺めたり、 Larryとダベったりしてたのだが、 夕方近くなってAudreyが話しかけてくれてから 結構いろいろと話が盛り上がる。
AudreyはPugsにYARVをバックエンドとするコードを追加しようとしていて Rubyの構文木を生成することを計画しているようだ。 とりあえずRubyプログラムから構文木を作り、 それをまたRubyプログラムに戻すRuby2Rubyプログラムを作成中。
これでAudreyはRuby陣営に取り込める、かも(笑
まあ、Perlに比べて変態な仕様が少ないので助かるとは言ってたけど。
あと、Larryとelse ifネタと、pack templateの話をした。
pack templateについては対称性から言うと足りないtemplateがあるのだが、 Perlと異なるものはあまり導入したくない。 Larryも「どうしたものかねえ」という顔をしていた。 pack templateはPerl6において設計が手付かずの領域らしい。
なんてぎりぎりまでそんな話をしてたら、飛行機に乗り遅れそうになる。 6時30分発の飛行機に乗るのに、羽田に付いたのが6時20分だった。 普段なら絶対に乗り遅れるところなんだが(しかも、今回パックの航空券なので振り替えが効かない)、係員のお姉さんがよしなに扱ってくれる。ありがたい。
しかし、浜松町の駅でも空港内でも思いっきり走ってしまった。運動不足のからだにはキツいわ。
ようやっと飛行機に乗って安心したが、前日のフライトで落雷を受けたとかで、 出発が1時間近く遅れる。でも、いいんだ。帰れるから。
二番目の妹のところに女の子が生まれた、と聞いた。 めでたい。本当に「女の子は早生まれがトク」かどうかは知らないが、 はからずもそうなったね。
これで、一族が、えーと、何人になったんだっけ。
関数型言語アレルギーを克服すべく勉強しよう、というリンク。
でもねぇ、なんだろう、この理解できなさは。
絶対、先入観が原因だと思うんだけどな。 OCamlならそんなに「普通の言語」から遠いはずはないし。
実はOCamlのソースコードは読んだことがあるのだが、 そっちはすんなり読めたという。やはり、C言語だから? どんな言語でも内臓は大差ないから?
私の理解できない世界があるということは、なんとなく分かった。
あまりお近づきになりたくない気もする。
追記:
「お近づきになりたくない」だけではあんまりなのでもう少し考察してみた。
なぜ、「お近づきになりたくない」かというと、あまり知性が感じられないからだ。 暇なのは分かるが、それを検索エンジンに愚痴られても。
が、そこは我慢してもうちょっと考えてみよう。
なぜ知性を感じないかというと、我々が理解している検索エンジンの仕組みを考えると 「暇」とか「つまんない」とか言われても、それは検索語としてまったく意味がないからだ。
が、上の事実は、世のケータイユーザの大半は検索エンジンがどのようなもので、 どのようなテクノロジで動作していて、 どのような検索が得意なのかということについて、 まったく知識がなく、想像力も働かないことを意味している。
長らくPCを中心としたコンピュータテクノロジは、
くらいに分類されるユーザにリーチしていた。
しかし、ケータイの普及により、新しい層が登場してしまった。 すなわち、
彼らは(過去の経緯を)なんにも知らないし、 知ろうともしないから、過去の文化を尊重することもないし、 新しい慣習(場合によっては迷信)を作ってしまう。 しばらく前に話題になった「読み逃げ」なんかはその例だろう。
「読み逃げ」は、話題のきっかけになったOKWebの質問は「釣り」だったけど、 そういう文化があるのは事実のようだし。 あと、バトンとか。最近では変なタイトルを使う「悪質」なものも登場している。
もちろん、以前にもこういう迷信を支える層は存在していたけど、 割合としてはごく小数だったし、 PCというのは「分からないままなんとなく使う」には難しすぎるツールだった ので、大勢に影響することは決してなかった。
が、今やこの層が国内だけでも数百万人である。
これだけの人数が持つパワーを考えると、 なにか「手を打つ」必要性もあるのかもしれない。
言語オタクの立場からだと、思いつくのは ケータイユーザ用スクリプト言語?
なにそれ。
コペンハーゲンへの移動日。
午前中、ちょっとだけ観光して(足が痛いよ)、 すこしだけおみやげを買ってから、 空港で。
空港で残った最後のチェコ・クラウンを使い切る。 といっても、冷蔵庫に張るマグネットを買った(80Kc)だけだけど。 2Kcだけ残った。
コペンハーゲンではDr.Nicに遭遇。 ホテルではDave Thomasたちにも会った。 そういえばDaveに会うのは久しぶりな気がするな。
TriForkの人たちにディナーをおごってもらう。 楽しかった/おいしかった。