「末松千尋・オープンソース戦略を探る」の13回目。 もう13回にもなるのか。
今回は経済産業省(METI)の久米 孝商務情報政策局 情報処理振興課 課長補佐。先日の「高度IT人材早期発掘のあり方検討会」の立役者でもある。
実は私は子供のときの記憶があんまり残ってなくて、 買ってもらったおもちゃのこととかあんまり覚えてなかったのだが、 改めて写真を眺めてみると
などを持っていたことを思い出した。 完全に忘れ去っていたパッケージをあける瞬間のこととか何十年かぶりに思い出した。 懐かしい。
ていうか、結構いろいろ持っていたのね。
Linux Magazineは2月8日売りの3月号が最終号です。ということは、 私の連載も最終回というわけですね。今日は最終回の原稿を書いてました。 テーマは『ネタのタネ』。今までどこから『探訪Ruby』のネタを引っ張ってきてたかどうかを暴露するって 趣向です。暴露って言っても、全然たいしたことはなくて、 結局いくつかのサイトとメーリングリストを紹介するだけなんですけど。
で、二晩ほど夜なべした結果、今日とうとう完成しました。 朝5時まで原稿書いてるのを「夜なべ」というのもどうかとは思うんですが。
で、完成記念に今までの連載一覧(これは最終回にも載るものの抜粋です)。
03年12月号 第1回 Rubyの国へようこそ/オープンソースのビジネスストーリー 04年 1月号 第2回 テスト第一主義/ オープンソースと特許 04年 2月号 第3回 Wiki Wiki/日本Rubyの会 04年 3月号 第4回 Blogの世界/Rubyの未来 04年 4月号 第5回 アスペクト指向/ごみ集め 04年 5月号 第6回 RubyとEmacs/Emacsによる開発 04年 6月号 第7回 Instiki/歴史は繰り返す 04年 7月号 第8回 テンプレート/プロトタイプな世界 04年 8月号 第9回 DBM/メールリーダの新アプローチ 04年 9月号 第10回 tDiary/挑戦!言語塾 04年10月号 第11回 Webアプリケーションの基礎/Lightweight Language Weekend 04年11月号 第12回 Webアプリケーションの基礎(その2)/汝は人狼なりや? 04年12月号 第13回 Webアプリケーションフレームワーク/Ruby Conference 2004レポート 05年 1月号 第14回 マークアップ・マークダウン/名前重要 05年 2月号 第15回 ダイコン/文字コードの憂鬱 05年 3月号 最終回 ネタのタネ
えーと、なんというか...。
しかし、外見がアレな部分を取り除いて本質を見るとなかなか興味深いものがある。 まったくメジャーになりそうな方向性ではないが、そういうことを目指すものではないだろう。
「萌香」はRubyで実装されている。
Smalltalk(Squeak)用のClassbox、Java用のClassbox/Jを参考にしつつ、 Classbox/Rをデザインしてみる。
しかし、Rubyでは
などの理由で、そのままは適用できそうにない。Classboxに似た概念は必要そうだが、 ちょっと違うものになりそう。
あれ、待てよ。
Classboxから派生する二つのマイナーなアイディアを組み合わせると、 かねてからの懸案であった
相当(追記: これらの機能が解決しようとしていた問題の解決)を一度に実現できるような気がしてきたぞ。
詳細を書くにはこの余白は(ry (またか)。
冗談はともかく、なかなか良さそうなアイディアのような気がしてきた。 しかし、良さそうと思っても実際にやってみるとそうでもない場合はたびたびなので、 もうちょっと考えてみよう。確実に言語(クラスまわり)が複雑になるので、 仕様の複雑さや性能とのトレードオフになるな。
まあ、この辺は(多重代入とかと違って)元があんまり複雑じゃないから、 仕様の複雑さの方はあんまり問題にならないかなあ。
住井さんの連載6回目。
モジュールシステムはRubyの弱い点でもある。 この辺はもうちょっと考えないとな(でも、たぶん、取り掛かるのはずっとずっと先のこと)。
上京。 有楽町で、セミナーをしてくる。
アナウンスでまた「まつもとひろゆきさん」と 呼ばれた。もはやこれはネタだな。
今回もエンジニアの幸せ話だが、 Nathaniel Talbotの「Fear of Programming」インスパイアの 「恐怖」についての話が追加されている。
そのぶん、今までちょっと冗長っぽかったところを削除。
質疑とかなかったので、聴衆の反応は不明。 つまんなそうに聞いていた人はそんなにたくさんはいなかったような。
時間がちょっとだけあまったので秋葉原に移動する。
自分のPDAの使い方を振り替えると Linuxと同期できなくても、Webの、たとえばGoogle Calendarに 同期できれば、それでOKという事実に気がついて、 じゃあ、最近のスマートフォンでも大丈夫か、 と思えてきたので、物色する。
が、Windows Mobileの「予定表」は使い勝手や閲覧性が悪くて挫折。 今、PHSだからWillcomにしようと思ったんだけどなあ。
iPhoneはそこまでは悪くないけど、だいぶ慣れが必要そう。 っていうか、電話要らないんだからiPod touchでいいのか。
結局決めきれない。Visor最高。
コメント欄で教えてもらったモバイルプラザにも寄ってみたが、 Visor Edgeはなかった。CLIEとかはPalmOS 4だからなあ。