16日の日経夕刊に(恥ずかしい写真と共に)私を扱った記事が掲載されている。
検閲と戦ってきた歴史を持つからか、新聞記者はけっして事前に記事を見せてくれることはない。 間違いが訂正できないんだけどなあ、と不満を持つこともあるが、 まあ、「言論の自由」のために払うべきコストなのかもしれない。
というわけで、補足と訂正。
ご存じのように、私は現在松江に住んでいますが、Rubyを作り始めた時には浜松、 最初に公開した時には名古屋に住んでました。「松江発」はあまり真面目に受け取らないで。
ってなんだかよくわかりませんが、まあ、「Webアプリ開発によく使われる言語」程度の意味でしょう。
といいですね。かなり希望的観測を含んでますね。
縦書きの新聞ではしょうがないのでしょう。地元紙でもいつも「ルビー」と表現されるので、そろそろあきらめてきました。
勘弁してください。
当然ですが、Rubyの開発を始めた1993年にはまだウェブは一般的ではないので、 最初からウェブを対象にしていたわけではありません。 効率良く書きたかったのは、ウェブ(アプリ)ではなく、プログラム全般、特にテキスト処理プログラムですね。
勘弁してください。
まだこんな表現が残ってたんですね。「フリーソフトウェア」または「オープンソースソフトウェア」と読み替えてください。
間違いじゃないんですが、歴史的には「モルモン」は差別的に用いられてきたので、 自ら名乗る時には「末日聖徒」という単語を使います。一般人には伝わらないかもしれませんが。
私は雇われで「仲間と設立した」わけではないです。 NaClの設立を計画する会合に出席はしていましたが。
このエントリを読んで、どこかで「日経の記事はひどい」と書いてた人がいるけど、 上の文章をちゃんと読んでもらえばわかるように、記事そのものは、やや不正確なところはあるものの、 そんなにひどくはない。明らかな間違いはないし。
記者の人の名誉にかかわるんで、 私が「日経はひどい」とか「この記事はひどい」とか まったく思ってないことは明確にしておく。