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Googleってのは相当オープンな企業で、普通なら秘密にしてしまうような 内部情報も(最新ではないにしても)論文などでオープンにしてしまう。 が、それを
のはなかなか大変なことだ。本書はそれを実現した貴重な本だと思う。 著者の西田さんは私の(NaClでの)元同僚。 OpenCOBOLコンパイラなどでお世話になった。
前書きを依頼された時、 本当は検索技術とか得意じゃないので、 お断りしようかと思ったのだが、 実際に中身を読んだら、思ったよりずっとわかりやすく書いてあるし、 いろいろな人の参考になるだろうと思って引き受けることにした。
単なる検索技術からデータセンターの作り方まで、 さまざまな領域をカバーしているし、面白いと思うよ。
エラーが発生したら、エラーページにテストコードを表示する。 今後は二度と同じエラーは起こさない、という怠惰さ。
テストファースト開発じゃなくて、テストファーストデバッグか。
なかなかテストから入る(TDD)とか、挙動を定義する(BDD)とかは 導入しにくい人でもこっちなら始めやすいかも。
もちろん網羅的なテストにはならないんだろうけど。
OSSを使ったSIにおける実績をまとめたレポート。 「Rubyが◎」というのは実際のところどうなのか、という気がしないでもないが、 確かに実績はずいぶんたまっているような気はする。
Ruby on RailsはPHPとくらべてDeployが弱い、PHPはアップロードするだけで そこそこの速度で動くのに、Railsはdevelopmentモードはアップロードするだけだが遅いし、 productionモードはサーバーをリスタートさせなきゃいけない(し、FastCGIとか面倒)というのが、 一般的な評判だが、それを改善する(かもしれない)Apacheモジュールmodrails。
動画が紹介されているんだけど、普段からRailsを使わない私にはうれしさがよくわからなかった。 でも、いいものなんだよね、きっと。
先日、Sapphireについてとりあげたばかりだが、 同じことを考えるのは一人じゃなかった、という話。
もうひとつ別のSapphire(やっぱりRubyのフォーク)があって、 それら両方の紹介。
前回紹介したSapphireの方が現実主義みたい。