今年もGoogle Summer of Codeがやってきた。 例年RubyCentralが参加しているのだが、 今年はそれに便乗するか、RubyAssociationとしてか、 メンターとして参加しようかなあ。
本当はRuby専門でRubyAssociationが主催すべきなのかもしれないけれど。
で、いずれにしてもどんなテーマが考えられるかなあ。
James Goslingが「Emacsは使うな」と言った、という話。
いや、私だって設計が古いEmacsを使い続けたいわけではない。 けれども、世の中にEmacsを置き換えるに足るツールが他に存在しないんだからしょうがない。 今まで使ってない機能が満載のEclipseを紹介してくれても 私にはうれしくない。
とりあえず、「今使ってる機能」を提供してくれる編集環境がほしいだけなんだが。 Emacsのフル機能を使ってるわけじゃないから、
くらいあれば。
今まで使ってない機能としては
とかあれば良いけど、なくても我慢できる。
Railsは(人々の注意をPythonに向けるという意味で)Pythonにとってもっとも良いものとなりえる、 という話。
私としてはRubyが他の言語(LispとかSmalltalkとかPythonとか)の 呼び水になったとしてもそれはそれでよいと思っているのだが、 Railsの連中はどうなのかな。
まあ、それでも他の言語に逃げなくても済むように いろいろな機能を提供し続けることは止めたりはしないけど。
いつか追い越せ、他言語。
RubyQuiz #157の結果から、 JRubyにおけるStructのアクセスがMRIより遅い、 というが正式にバグ認定されたという話。
まあ、勇気ある判断である。
ところで、このRubyQuiz #157ベンチマークであるが、 CRubyで試してみたところ、以下のようになった
matz@x61[ruby] ruby -I lib /tmp/157_benchmark.rb user system total real FRANK 24.060000 4.090000 28.150000 ( 28.630580) JUSTIN 5.560000 0.410000 5.970000 ( 6.440966) LIONEL 0.460000 0.050000 0.510000 ( 0.525290) DOUG 2.970000 0.420000 3.390000 ( 3.515856) PHILIPP 1.330000 0.070000 1.400000 ( 1.476920) BILL 0.360000 0.030000 0.390000 ( 0.397130) matz@x61[ruby] ruby1.9 -I lib /tmp/157_benchmark.rb user system total real FRANK 7.800000 0.020000 7.820000 ( 7.931905) JUSTIN 3.500000 0.020000 3.520000 ( 3.527578) LIONEL 0.220000 0.000000 0.220000 ( 0.218631) DOUG 1.730000 0.010000 1.740000 ( 1.764487) PHILIPP 0.800000 0.000000 0.800000 ( 0.800930) BILL 0.180000 0.000000 0.180000 ( 0.182412)
ま、とりあえずRuby1.9の方がそれなりに速いってことで一安心。
が、うかうかしてるとJRubyに追いつかれるな。 競争は良いことだ。どきどきするけど。