東京へ。
雪で飛行機の出発が1時間ほど遅れる。 出雲空港はわりと雪に慣れているので、1時間も遅れるのは珍しい。 おかげで約束に遅れちゃったけど。
目黒の雅叙園に移動。
まずは、『BeautifulCode』日本語訳を記念して、 販促のために翻訳者の久野先生と奥様と対談。 最近は知らない人の方が多いかもしれないけど、 久野先生は日本を代表する言語屋で、 私の師匠筋の人である。
以前にも書いたけど、 Rubyの言語設計にも多少影響を与える記事を書いた人だ。
なもんだから、対談はいきなりディープな世界に突入。 みんなついてこれるのか?
で、楽しいおしゃべりと、おいしい食事を堪能した後、 宿題をいただいた。「29章もっと書き足してほしいなあ、2週間以内に」。
....善処します。
その後、デブサミに移動。 講師控室に行ったら、 「今、Joel Spolskyがいます。あいさつしますか」と誘われ、 あいさつに。
で、名刺交換とかした後、Wasabiの話に。で、Wasabiの持つ機能や、組み込みのテンプレート機能(PHPのちょうど逆)や、 ひとつのコードからクライアントサイドのJavaScriptとサーバサイドのPHPの両方を生成する機能などについて 詳しく聞いた。彼の直筆のメモは宝物にしよう。今日はディープな話が続く。
次に、Microsoftの波村さんと対談のための打ち合わせ。 急遽、高橋会長がコーディネータを務めてくださることに。
で、波村さんもたいがい言語好きな上に、 日々言語デザイン(と実装)で苦労しているので、 話が弾む、弾む。実際の対談もそうとう聴衆置いてきぼり感があったけど、 前後の控室の話なんか、誰がついてこれるのって感じ。
しかし、「マイクロソフトの中」での言語デザインというのは 我々オープンソースコミュニティでのデザインとは全然違っていて 興味深かった。
週三回のデザインミーティングとか。
いろいろな制約と挑戦とか。
後で波村さんに「Rubyをお休みして半年くらいマイクロソフトにインターンに行こうか」とか 話したのだが、実は半分は本気だった。しがらみがなければ、もうちょっと本気だったかも。
とにかくディープな1日であった。
夜は広尾に移動して、両親のところに泊まった。