ACMとIBMがスポンサーのプログラミングコンテスト、ICPCの中で、IBM TechTrekというセッションで講演してくれとの依頼を受けた。
正直、英語でということで躊躇していたのだが、 まあ、良い機会だということで参加することに。
とはいうものの、 居並ぶ講演者が私以外IBMのVPクラスの偉いさんばかりとか、 こんなに大勢の前で講演するとか、聞いてなかったんだけど。
まあ、しょうがない。覚悟を決めて話すしかない。 テーマは「How to Design Great Software」。 ソフトウェアの偉大さを決めるのは「何をするか」ではなく、「如何にするか」である ということについて、ユーザビリティをからめて語るという講演。
途中、ちょうど話している真っ最中に、原稿表示用のVAIO Uに
再起動が必要です。 [後で] [今すぐ]
というポップアップが出て、「後で」をクリックしたつもりなのに いきなり再起動してしまったのには閉口した。 だから、内部構造の良く割らないOSは...。
その間、記憶とスライドに頼りながらしゃべるわけだが、 再起動プロセスが遅い遅い。瞬間が永遠に感じた。
すべての講演終了後、たくさんの人たちが 「写真を撮ってもよいか」、「サインしてくれ」と 話しかけにきてくれた。
きっと厳しい国内予選を勝ち抜いてきた君たちの方が 単に言語デザインにこだわりがあって、かつ運がよかった私だけなんかよりも ずっと賢いと思うよ、とは言えなかったけど、正直内心そう思ってた。
で、そのいろいろと話しかけられた中で、一人の人からもらった質問が上記のようなもの。
なぜって、それを私に聞いてもねえ。Algolって私よりも古いと思うよ。 と、上手には説明できなかったんだけど。
それはそれとして、今の視点から改めて考えてみると、
ってことなんじゃないかな。質問した彼がこのエントリを読むことはないと思うけど。
移行は思うように進まず、ギリギリになって想像力に欠けてた人が事態をやっと認識し、 社会問題化、当面アナログ放送が延長される、に一票。
そうでなくても、2011年からは受信機としてのテレビは使わないつもりだけど。 その頃にはネットとDVD*1だけになって、 テレビはDVDの表示部として活用するかな。 NHK受信料も払わなくてよくなるわけだな。
*1 Blu-rayとかHD-DVDとは言わないのミソ
私はおそらく「延長反対派」に分類されるんだろうけど、本音を言えば 有象無象も道連れにするんじゃなくて、自分で選べるようにしていただきたい、 と思ってるので、「延長したい人は自分の作品だけ延長すれば」派である。 ぜひとも実現しないものか。
それはそれとして、
(著作権切れは)身を切られるようだ、と言う人もいるが、その人が書いた『宇宙戦艦ヤマト』は、吉田満の『戦艦大和ノ最期』にインスパイヤされたなかったのか、『銀河鉄道999』は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』にインセンティブされなかったのか
もっと言ってやって。