JavaOneでの1.0リリースに向けて着実に進化中、らしい。
Sunのプレゼンでも見たけど、 NetBeansのRubyサポートはけっこう頑張っている。 ちゃんとシンタックスカラーリングしてくれるし、 メソッドの範囲内で変数名の即時置換とか、 リファクタリング支援も始まっているようだ。
根っからのEmacsユーザーを自称するTim Brayも 「JavaやRubyのコードを書く時にはNetBeansに移行した」と証言していた。 もしかしたら、いつか私もEmacsを離れてIDEを使うようになるかもしれない。
っていうか、Emacs程度によくて、ちゃんとマルチスレッドに対応したエディタが欲しいぞ。 問題は私の「Emacs程度によい」という基準が高すぎることだが。
NetBeansがRubyサポートなら、 Eclipseは...という話題。
EclipseもAjaxや動的言語を積極的にサポートするという宣言。 最初の動的言語として選ばれたのはTcl。ちょっと驚きである。 SunからのNetBeansが(Sunから見れば外様の)Rubyをサポートし、 IBMからのEclipseが(Sun育ちの)Tclをサポートするってのはちょっと面白い構図。
この記事にもある通り、報酬って難しいよね。
以前聞いた落書き防止法の話を思い出した。 内容はうろ覚えだけど、こんな感じ。
ある老人が自宅の塀に落書きする近所の子供たちに弱っていた。 しかし、老人はある方法を思いついた。
老人は近所の子供たちに手招きをし、 「塀に落書きをしてくれたら2ドルあげよう」と言った。 子供たちは大喜びで一日中落書きし、一人2ドルずつもらって帰った。
次の日、老人は子供たちを集め、 「塀に落書きしてくれたらお金をあげよう。でも、今日は1ドルしかあげられない」 と申し分けなさそうに言った。 子供たちはそれでも1日中落書きし、一人1ドルずつもらって帰った。
また次の日、老人は子供たちに言った。 「今日は50セントしかあげられないんだ」。 子供たちは口々に不満を並べ、 「なんだ、それっぽっちじゃ落書きしてあげないよ」と去っていってしまった。
それ以降、老人の家の塀に落書きするものはいなくなった。
ま、これは「落書き」という「悪いことを止める」という話だけど、 「落書き」をオープンソースにたとえると 報酬を出すことでかえって「良いもの」が 継続できなくなっちゃうこともあるよねってことも言えるよね。
それは困る。どこで見分けるのかな。