GoogleのオープンソースプログラムマネージャのChris DiBona氏へのインタビュー。
しかし、わざわざそのようなことが強調されるほど Googleはオープンソースばかりにコミットしているわけではない。 もちろん、Googleはたくさんのオープンソースソフトウェアを支援しているし*1、 必要であれば資金も出している。
が、Googleほどの規模と技術者を抱えていれば、 私には、それはむしろ「少ない」と映る。
誤解してほしくないのは、私にはそれに対して非難するような意図は一切ない。 「やや残念」と思うことはあるかもしれないけど、 オープンソース化は強制によって行われるものではないし。
それにね、私にはGoogle(の中の人)の気持ちも分かる気がする。
私がオープンソースに注力する最大の理由は自分の自由を最大化することであり、 私がGoogleの中の人であれば、Googleの中(向こう側)のあらゆる情報やソースコードにアクセスできるのだから、外側(こちら側)への公開への熱意はそれほど高くならないだろう。 そんな中でオープンソースにコミットしてる「Googleの中の人」というのは むしろ尊敬に値するだろう。
とはいえ、それは私が「向こう側」に行くことを躊躇する4番目くらいの理由でもある。
*1 私にとって一番印象的なGoogleによるOSS支援はPython設計者Guido van Rossumの雇用である