「オープンソースマガジン」と「るびま」はほぼ完了。「るびま」の原稿はshiroさんからチェックをもらって、事実誤認に気がつく。公開前に気づいてよかった。
それに対して「日経Linux」は難産である。分量が多い(OSMは2ページ、るびまも紙なら2ページくらいなのに対して、日経Linuxは8ページ) のもあるが、内容が難しい。編集の人からも「やや難しめなのでもうちょっとやさしく」と注文を受けたばかりというのに。
で、例によって泥縄ではあるが、改めて継承について勉強する。 Webを見ると、私が『オブジェクト指向スクリプト言語』に書いた言葉が独り歩きしているのを発見する。
古い番組の言葉を借りれば「継承は最後の武器だ」ということでしょうか。
これをもって、私が継承を使わないようにと言っているかのように読んだページ(たいていは古いものだが)いくつもあった。実際にはそのすぐ後には
結局は使うんですけど。:-)
とあるのは無視らしい。また、
...無理して継承を使う必要はありません。 is a 関係に対してだけ継承を使うべきでしょう。継承関係はスーパークラスの内部構造にまでアクセスできる依存度の高い関係であることを忘れないでください。
とも書いたんだけどなあ。
あと、多重継承についても否定的に書いたように読まれている。古い文章ではあるが、ちゃんと読んでもらうってのは難しいなあ。
Windowsの新しいプラットフォームについて語る、マイクロソフト執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の鈴木 協一郎氏。
−マイクロソフトはVisual Studio Express Editionを,1年間の限定ながら無償配布しました。その目的はどこにあるのでしょうか。
私は日本国民全員にプログラマになってほしいと考えています。今以上にソフトウエア開発業界が発展するために,新しい才能がこの業界に入ってきてほしいと思っています。少しでもソフトウエア開発に興味を持っている人たちに対して道具を無償提供することで,この分野に入ってくるきっかけを作りたいと考えています。
私も国民全員がプログラマになってほしいと思っている。 Visual Studio Express Editionの無償提供がどれくらい有効かはわからないけど。