ポータブルバックエンドのC--を対象にしたRubyコンパイラの研究。
博士論文(あるいは卒論?)のプロジェクトなので実用になるレベルまで発展するかどうかは 未知数だが、大変興味深い。
ん? また、スウェーデンか。以前.NETを対象にした研究をしてた人も確かスウェーデンだったよな。 大学は違ったように思うんだが(うろ覚え)。
あの国はこういうプロジェクトが好きなのかな。
RubyのOpenクラスの功罪について。
Openである(既存のクラスに動的に機能を追加できる)ことは、 結局はグローバルに変更を行うことだから、副作用があり、危険でもあるが、 同時に普通の手段ではできないことができる可能性もある。
特にオブジェクト指向プログラミングにおいて、システムが提供するものも含めて オブジェクトに挙動を追加できる(or 変更できる)のはすごいパワーを発揮できる。
だが、単なる追加ならともかく、「変更」は冒険だ。 jcode.rb(文字列をマルチバイト対応にする)やmathn.rb(除算などを有理数対応にする)などは、 グローバルな影響の範囲が見積もれないので気安く使えない。
そこで、Classboxという「その上」を考えている必要が出てくるのだ。