電器屋に寄ったら、W-ZERO3の実機が置いてあった。
先日は行列の中で急いで触ったが、さすがに田舎では注目している人も居ないのか、 放置されており、気がねなくチェックできた。
まず、全体にきびきびと動く。さすがに性能は高いようだ。 もっとも私の場合、比較対象がPalmだったりするので当然だろうな。
次、WILLCOMがどういう位置づけを狙っているのかはよくわからないが、 私としてはどうしてもPDAとして考えてしまう。 で、PDAとしてはソフトのフォーカスが甘い。
Todayというソフトウェアが、中心になるようだが、 これが(デフォルトで)表示するのは
である。ここから考えるとこれはPHSの機能をカバーしているということだな。 しかし、PDAとして考えるなら中心になるのは「スケジュール」や「ToDo」だろう、やっぱり。
ところが、これらのソフトウェアはあんまり練れていないようで、 Palmよりも使い勝手が落ちる。というか、普段使ってるKontactよりも落ちるのはいかんだろう。 Windows Mobileということは野良ソフトが流通すれば(あるいは自分で作れば)改善できることなのかも しれないが、やはりすぐにしっくりとはいかないだろうな。
ただ、カスタマイズの範囲は思ったより広いようで、 最初感じた、全然使い物にならない、という印象はだいぶん薄れた。
あとは入力である。キーボードは思ったより使いやすい。 ただ、変換・スペースが左手で打つことを期待しているのは、 普段スペースに右手を使う私にはなかなか慣れない。
手書き認識もあるが、字の汚い私には使えないから関係ない。 しかし、PCのキーボードほど打ちやすいわけではないので、 POBoxのような予測入力が欲しかったなあ。
総合すると、「使い物にならないわけではない」、 「体の一部になるには標準ソフト+カスタマイズでは不十分そう」、 「追加でインストールするソフトウェア次第だろうが、どれだけ期待できるか」 というところだろう。
買って後悔しない人も多いだろうが、 私はWindows Mobile用PIMソフトウェアの様子をもうちょっと見てからにしたい。
追記
Todayには「仕事」や「今後の予定」も表示できるようだ。
となると、「なんか使いにくい」というのはPalmのスケジューラに慣れている、 というだけのことなのか。ま、当分は入手難だろうから、様子を見よう。 同じシャープなら「りなざう」にPHSが付いたものだったら、 もうちょっと手の出しようがあったのだが、 これほど話題にはならなかったかもしれないなあ。
追記2
東京事務所の人がさっそく入手していた。手が早い。