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Matzにっき


2005年06月09日 [長年日記]

_ 人工無脳日記

特に名を秘すが、某所で時々ある人の日記をチェックしている。 ソフトウェア開発の分野ではそれなりに名の知れた人だ。

しかし、この人の日記はどうにも心に響かない。 というか、なにを言っているのかよく分からないのだ。 なんとなく人工無脳が書いているエントリを読んでいるようだ。

技術的にそれなりに高度な(そして意味もある)ことが書いてあるのに、 そう感じるというのはどういうことだろうか。

「じゃあ、読むなよ」と言われそうだが、 恐いものみたさというか、なんというか。 たまに有益な内容もあるし。

わかりにくい方が高度なことが書いてある印象を与えるのだろうか。 「ソーカル事件」のこともあるし。

あるいは分野を限定して、十分に選別したテキストで学習させると、 それなりにそれなりな日記エントリを合成できるのだろうか。


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