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Matzにっき


2005年05月13日 [長年日記]

_ [日記] 「Matzにっき」Rast検索

この「Matzにっき」の検索をtdiary grep検索から、Rastによる検索に変更してみた。

N-gramベースの検索なのでgrepと同等の使用感が得られるはず。 また、インデックスを使っているので検索速度はずいぶん向上しているし、 スコアリングも追加されたし、いいことだらけ、のはず。

不具合があれば報告してほしい。

_ [原稿] 日経Linux 7月号

「まつもと直伝 プログラミングのオキテ」第三回。

元々この連載は「オブジェクト指向のオキテ」というタイトルが(編集から)与えられていたのだが、 「それだとオブジェクト指向以外の話ができないからやめて」とお願いして、 直前にタイトルを変更してもらった経緯がある。

しかし、まあ、そういうタイトルをつけたくなったのもわかるくらい当面はオブジェクト指向ネタが続くのだった。先月はプログラミング抽象化の延長線上に継承を定義するという、やや乱暴かつ歴史の実態を反映していない(が考え方としては間違っていない)内容だったが、今月はそれを受けて、 多重継承について。

元々多重継承の多用にはあまり賛成でない私だが、しかし、単一継承*1ではなく、多重継承でなければ解決できない問題があるのも確かだ。単一継承で起きる問題、多重継承で起きる問題の両方を提示して、「じゃあ、どうすりゃいいのよ」ということを書こうという内容なのだが、ていねいに説明しようと思うとまわりくどい。が、きびきびと書き進むと他人にはわからない、なかなか難しいものだ。

〆切は月曜日。

*1  本連載ではsingle inheritanceの訳語を従来の単純継承ではなく単一継承に統一した


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