企業知財部員の日記から。
実際の業務担当者の立場からの文章は新鮮だ。
最近話題になった松下vsジャストの訴訟でもそうだが、(松下の人曰く)ジャストは再三に渡る契約交渉の申入れを行っても無視しつづけたとのことだが、そのような会社が出て来ている。(ついでに松下の人に聞いたところによれば、差し止め請求でもすれば、ビックリして交渉のテーブルにでもつくだろうと思っていたとのこと。だから、損害賠償請求もしなかったとのこと。しかし、テーブルにつくどころか、徹底抗戦の構えだったので、判決が出るまで行ってしまったとのこと。世間が騒いで2度ビックリとのこと。まあ、本件は直接関係ない。)
なんだそうだ。この日記の特許セクションのエントリはどれも勉強になる。
言語としての筋なんか関係ない、要するにマーケットシェアが重要なのだ、 という言語屋としては口にしたくない現実を見せつけられる出来事。
いや、やっかんでいるだけです。
「フリーソフトウェアプロジェクトPreludeと、プロジェクトのプログラマの一人を起用した企業ExaProtect Technology社の関係が破綻した」という話。
どちらに味方するつもりもないけれど、不幸な出来事だ。 「お金が絡むと難しい」という事例のひとつとして歴史に残るのだろうか。
とはいえ、GPLソフトウェアについて、
Preludeチームは現在、ExaProtect社が今後Preludeを使わないようにするため、拘束力のある合意をExaProtect社と締結しようとしている。
というのは明らかに賛同できないなあ。 これは「ExaProtectがGPL違反行ったから」という理由ではないようだし。