昨日、書き終わらなかった原稿を引き続き。8ページという約束であったが、 書き終わった後ざっと見積もってもらったら9ページ半はあるとのことであった。 また書きすぎた。実際にはあちこち削ることになるだろうな。
なんだそうだ。
HPのLinux担当バイスプレジデントMartin Finkは当地で開催中のイベントLinuxWorld Conference & Expoで、「最終的にソフトウェア特許は生活の一部となる。それを無視するのはいささか世間知らずといえる」と語った。同氏はさらに、ソフトウェア特許に反対するのは結構だが、それらを取得しようとしないのは無謀だとも指摘した。
いや、特許に実際に関る人はみな同じようなことを言うし、 ソフトウェア特許をすぐに無効にする現実的な方法もなさそうだから、 おっしゃることはわからないでもないのだが、 「取得しようとしないで」公知にするというもアリだと思うのだが。
それに、今まで積み上げた慣性を考慮に入れず、 「産業振興」だけを考えると、今の特許のあり方は(ソフトウェアだけに限らず) いろいろと改善の余地がありそうなんだが、そういうことには触れないんだよなあ。
ま、「特許は無視できないし、重要な戦略物資」だと思ってることは同じでも、 オープンソースに(ごく一部だけど)自社特許を解放して、 オープンソース開発者の歓心を買うIBMに比べて、 「Linux担当バイスプレジデント」が自らソフトウェア開発者の反発を買うような発言をしちゃうHPは、 かな〜り、お粗末な印象を受ける。まったく下手くそなんだから。
これでは「HPが味方である」とは思ってもらえないと思うよ。