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献本していただいた。「サンプルにRubyを使っているから」ということだそうだ。 前田くんとか、 武藤さんとかのところにも届いているようだ。
前田くんは
感想。数学が苦手な人でもおもしろく読める。数学科をドロップアウトした私が言うのだから間違いない。
と言うが、仮にも数学科に入学した人を「数学が苦手」というのはいかがなものか。 正直、私のような苦手を通り越して「数学アレルギー」の人にはちょっとつらい。 まあ、普通そういう人はこの本を手にしないか、そもそも。
ただ、語り口は(他の数学の書籍と比べるとはるかに)親切だし、 気力が続けば私でもいつか線形代数が理解できるようにならないとは言えない。 この「親切さ」はある意味画期的だ。 学生時代のトラウマ*1を克服できれば、私にも希望はある、かもしれない。なにしろ相手は数学だ。コンピュータ科学と違って、 数年や数十年では変化しないだろうから。
もっとも、数日前、この本を目ざとく見つけたおごちゃんが、 「わりと最近のトピックまでちゃんとカバーしている」とほめていたので、 数学業界でもそれなりに変化はあるのかもしれない。
*1 線形代数の単位を落としたこととか、編入試験で行列の計算がなにひとつ分からずフリーズしたこととか