年に一度の支部大会。いろいろなことがあったが、ほとんど略。
印象に残ったお話、2題。
私の知人の会社に、SI屋が営業に来た。 ひょんなはずみからRubyの話になり、 知人は「Rubyのまつもとなら知り合いだ」と言う。 営業は「えー、雲の上の人なのに」と驚く。
私は死んでるのか。
もうひとつ。
別の知人(教会では上司にあたる人)の本職は、日本刀の研ぎ師である。
彼は独立する前、7年間師匠について修行したそうだ。 が、この師匠、7年間ちっとも仕事を見せてくれない。 どういうふうに研ぐのか教えてもくれない。 ただ、自分の作品を見せに行くと、「ここは良い、ここはダメ、こっちはまあまあ」と評価だけはしてくれる。 おかげで自分で工夫を編み出す必要があり、えらい苦労したのだそうだ。
7年の修行が終わる時、ひとつだけ「ここはこうするんだ」と奥義(?)を教えてもらえた。 それは5分だった。
...7年で5分かあ。
しかし、自分で創意工夫して学んだことは忘れないので、 これはこれで良かったのだと思う、とのこと。
ソフトウェア業界でも同じやり方で伝授するというのはどうだろう。 7年は修行。師匠の仕事は見せない。 プログラムをもってくると「ここは良い、ここはダメ、こっちはまあまあ」と評価だけ。 自分で創意工夫する。
あ、オープンソースじゃ師匠の仕事がいくらでも見えちゃうな。
オープンソース、ダメじゃん(苦笑)。