池田さんはこの文章が発表された次の日のオープンソース関連政策討論会でもまったく同じことを発言していた。
まあ、機会を捕らえて持論を展開というのは我田引水というか、強引というか、 そういう印象は否めないけれど(だから彼のことを悪く言う人を見かけるのかも)、 このコラムの発言は理解できる。
「エゴを抑えてみんなが幸せになりましょう」というのは、オープンソースの基本理念ともつながると思う。
勝ち組だけがすべてを取る社会で勝ち組に入ることを志向するのか、 大勝利はないかもしれないが、多くの人が幸せになる社会を志向するのか。
むずかしいのは「すでに勝ち組になっている人」と「もう少しで勝ち組に入れるかもという人」が この「別のやり方」に乗り換えることで、おまけにこれらの人が権力を持っていることだ。 こういう人たちにとっては(少なくとも短期的には)失うものの方が多いものなあ。
我々「持たざるもの」がまず自分の乏しい中から分け与える社会を作っていくしかないのだろうか。
お風呂のお湯がいっぱいになったとアラームが鳴った。すぐに自分が動くか、子供に止めさせればよかったのだが、 「止めないとね」と口にしただけで、 つい他のことをしているうちにみんな忘れてしまった。
数十分後....、あふれたお湯にぼうぜんとした私たち家族一同。もったいない。
教訓