日本に着いたら夕方4時。一日損した気がする。 理屈ではアメリカに移動した時に一日稼いでるはずなのだが、 そういう実感はあまりないのはなぜだろう。
4時着では羽田からの出雲便最終には間に合わない。 その国を代表する 国際線空港から国内線空港まで2時間以上かかる構造はとっても間違っていると思う。 成田が駄目ならせめて関空は、と思うのだが、あっちも同様に駄目だ。
ということで、東京泊。宿は東横イン羽田大鳥居新館。 チープなホテルではあるが、インターネットは使えるし、軽い朝食はついてるし、 羽田空港までバスで送迎してくれるし、文句ない。
で、ネットにつないで旅行中に不自由してたメールの読み書きやウェブのチェックなどしていたら、 なんだか明るくなってくる。しまった、朝になっていた。
どうやら、マシンが盗まれちゃったらしい。
同情を禁じえない。オープンソースだとソースが完全になくなっちゃうことはないけど、 それでも泥棒に入られたらショックだよなあ。
いいニュースなのかな。
NoSoftwarePatents (NSP)キャンペーンによると、ポーランドの支持がない限り、5月に同法案を支持していた国では欧州閣僚理事会が定める過半数には満たないという。
NSPはポーランド政府の決定を評価。17日発表した談話の中で、欧州閣僚理事会は提案を再検討の上、ソフト特許を認めない方針を取っている欧州議会が認めたものに沿った形に書き換えることが必要になったと指摘している。
もしかしたら将来、ソフトウェア特許を避けるためオープンソース開発者はヨーロッパに集まる、 なんてことが現実になるかも。ヨーロッパかあ。
Dave "Pragmatic" Thomasがイギリスのホテルでテレビを見ていたら、 「University Challenge」という番組でこんな問題が出たそうだ。
Which programming language was named after a precious stone by its creator, Yukihiro Matsumoto, to suggest it is a jewel of a language?
開発者まつもとゆきひろによって宝石の名前が付けられたプログラミング言語は?
解答者は「Perl」と答えてしまったそうだ(苦笑)。
しかし、テレビのクイズに出題されるとは....。
ゼンドのォ技術はァ世界一ィィィッ。
かどうかはよくわからないんだけど、
スクリプト・キャッシュ機能は、ランタイム・コンパイラによって生成されるコンパイル済みバイナリをキャッシュすることで、コンパイル処理の分、実行速度を向上できる。コンテンツ・キャッシュほどではないが、最大で3倍程度の性能向上が実現できる。
ってのはどういうこと?
Rubyの経験だと内部表現へのコンパイルは一瞬で、 それをキャッシュするくらいでは全然高速化されないんだけど。 3倍の向上ってことは、普段の実行時間の70%くらいがコンパイルで消費されているってことなんだけど。 ありえない。
それともZendエンジンってのはめちゃめちゃコンパイルが遅いとか、 キャッシュされるバイトコードは普段のものとは違うなにかだとか?
実はAOT(Ahead Of Time)コンパイラだ、とかいうなら理解できるが、 それなら3倍くらいでは収まらないような気がする。
十分にあり得る話だ。しかし、その228のうち意図して盗用されたものはおそらくないだろうから、 そのほとんどは新規性が薄いことが考えられる。 いざ裁判になれば、かなりの確率で無効にできると思われる(甘いか)。 他の零細なオープンソースプロジェクトと違ってLinuxなら裁判を維持することが可能だと思われるから、 よっぽどのことがないと特許でLinuxが訴えられても泣き寝入りの危険は低そうだ。
おまけにLinuxプロジェクトを訴えても、メリットはないように思える。 訴えた方のイメージは下がるし、 オープンソースプロジェクトは貧乏だからろくな賠償金は取れそうにないし、 特許使用を差し止めても、誰かがあっという間に回避パッチを作るだろうし。
特許侵害があるかもしれないのはマイクロソフト製品だって同じことだ。 ソースが公開されていないから十分検証できないだけのことだ。 でも、特許侵害ってのはバレなきゃいいってもんじゃない。 確かにマイクロソフトは特許訴訟が発生しても、 弁護士に十分な報酬を払えるだろうし、たとえ負けて賠償金を払っても、それで傾くことはないだろう。 でも、そんなことに払うお金があったら、もっと良いソフトウェアが開発できるんじゃないだろうか。
だから、「Linuxに228の特許侵害(があるかも)」という「事実」があっても、
それが意味するところは「だからLinuxを使うのは止めた方が」ではなく、
「だからソフトウェア特許は産業振興を疎外阻害する」ではないだろうか。
ま、バルマーとしちゃ、Linux使用への不安をあおることができれば、なんでもいいのかもしれないけど。
ところで、特許って侵害した製品の純粋な利用者に賠償請求できるんだっけ。 庶民の感覚だと無理筋なんだけど。
結構、感じいい。7.1倍は魅力だなあ。
これと、Finepix F10 (or F11), Exilim Z500くらいが欲しいなあ。 Cybershotの新しい奴も魅力的だけど、Memorystick Duoってのはなあ。
なんか毎回メディアの文句をいってるような気が...。
末日聖徒の家庭の常として、うちにも結構古い食糧があるが(上手にローテーションさせるの大変なんだよね)、 さすがに20年もののオーツ麦とかありませんから。
原稿の狭間に論文の打ち合わせで島大に。 ほんとうはここで全部仕上げているとかっこいいんだが、 完成はしなかった。
月曜〆切だから別に構わないんだけど。
で、既存の論文が足りないかも。そういえば、あんまり査読のあるところへの投稿とかしてなかったもんなあ。学術的活動が足りないことが最後まで響いたな。雑誌の原稿とかたくさんあるんだけど。
「Intelligent Design」(ID論)というのは、 発生や進化になんらかの知性ある「デザイナー」が関与しているという主張で、 比較的リベラルな創造論者が進化論と折り合いをつけるために、 宗教的シンボルを取り除いて、なお「創造主」という概念を表現しようとしたもの。
ま、保守的な創造論者からは変節だと非難され、 進化論者からは非科学的だと指摘されつつも、 ある一定のクリスチャン層からは評価されている主張でもある。
ID論は聖書を受け入れるクリスチャンにとっては、 魅力的に聞こえないでもないけれど、 個人的にはやはり距離を置いた方が良いのではないかと考えている。
で、リンク先はID論についての雑多な考えを書き綴ったものなのだけど、 「デザイナー」の代表として、私(Matz)が登場している。 そこが面白かった。
ま、「Intelligent Design」と比較されるほどのデザイン能力があるわけじゃないけれど。
あったらいいなあ。