キリキリしたからといって仕事が進むわけじゃない、時間よりも発想の問題なんだから、 と自分に言い聞かせ、温泉に入ることにする。なんだか久しぶり。
しかし、タオルやら着替えやらを自宅に忘れてくるというおおぼけぶりを発揮し、 抜けていることをまたもや家人に露呈してしまった。6才児に「しょーがないなあ」と言われるのは 屈辱感がある。
成果発表。ずっこけたのはここ。
こうなると今後の発展に期待がかかるが、高橋氏は「OSの動作検証など初期の目的は達成できた」ことに加え、既に自身の就職が決まっていること、 Microsoft自身が「Singularity OS」として似たようなプロジェクトを推進していることなどの理由から、今後の開発継続には消極的な姿勢を示した。オープンソース化についても「一般的なアプリと異なり、OSカーネルはオープンソースにしたからといって開発者が集まるわけでもない」と高橋氏は否定的。せっかくの新しいアーキテクチャのOS だけに、高橋氏が動けないなら誰か開発を引き継ぐ人間が現れると面白いのだが……。
ちゅーかだな、税金を注ぎ込んでおいてだな、 「初期の目的は達成できた」といって放り投げ、オープンソースにもしないってのは どういう了見かと。 彼の「初期の目的」がなんだか知らないが。
もっとも私も未踏の成果を考えると偉そうには言えないが、 少なくともオープンにはしている。
追記
MYCOMの記事に反して開発者は開発停止の意向はないとの情報あり。
上記の記事は、一般論として「未踏の成果を投げ出すくらいなら、自由なライセンスを付けて公開してほしい」という主張とします。高橋氏が「投げ出す」意図がないなら上記の主張の対象ではなくなります。
ここ数日開発者用CVSリポジトリへのチェックインがたびたびハングする。 どうもversion.hを更新しようとしてデッドロックしているようだ。 リポジトリのあるサーバにログインして手動でロックファイルを削除すると(危険だが)処理が進んだりする。
ebanさんは別に何も変更していないってのにおかしいな。
でも、日ごとに悪化しているような気がする。 一昨日までは数回に一度のハングが、いまや毎回になっている。 だんだん耐えられないレベルになってきた。
いまどきCVSを使っているのが悪いという説もあるが、 これだけ歴史があるとなかなか移行できないものもある。
先日も書いた通り、今回のテーマは「HTTP+CGI」。
過去にも何度も書いたことのあるテーマなので、 難しさはそれほどでもない。ただ、まったく同じ文章になってしまいがちなのが 難点だ。さすがにおんなじ文章じゃ、読者に申し訳ない。
あと、生のHTTPやCGIは技術として古いので、 文章が古臭い印象があるのも否めない。 同じく古い技術でも、全然古さを感じさせないものもあるのにな。 たとえば、高階関数とか型とか。
やっぱ、数学にルーツがあるものは強いか。
Quiltはスタック型のパッチマネージャである。
たとえば中央リポジトリにあるソースコードをローカルにコピーして、 手元で変更を行うとする。それらの変更を塊ごとにパッチとして管理し、 積み重ねておくことができる。
「この変更はやっぱりやめた」という時はパッチをポップすればよい。 また気が変わったらあらためてプッシュする。
中央リポジトリの状態に合わせるためには、以下の手順を行えばよい。
これで、ネットワークが切り離されても、 作業単位ごとに変更を管理できる。以前考えていたネットワーク独立型開発にもぴったり(元々その目的で開発された)。
ところがQuiltにも欠点がある。 それはこれから編集するファイルをあらかじめ宣言する(quilt add)必要がある点だ。 Quiltは非常に原始的な(全部shで書いてある)システムで、基本的な原理は オリジナルを別の場所にとっておいて、必要に応じてdiffをとるだけだ。 また、パッチを作る時にもあらかじめ「これからパッチを作る」と 宣言(quilt new)しなければならない。
いずれにしても「あらかじめ」というのがキーワードである。 私のような頭よりも手が先に動くことがあるタイプにはあまり向かない。 そもそもバージョン管理システムそのものが「あ、まずかった」と思った時に巻き戻せる ことを目的としているので、このような「あらかじめ」を要求するのは望ましくない。
そこでちょっと調べてみるとEmacsのQuiltサポート(quilt.el)というものがある。 これはQuiltが管理するディレクトリでは、それを検出してファイルを自動的にread onlyにしてくれるものだ。quilt addしないと編集できないから、ついうっかり失敗ということがない。
これなら使えるかな...、と思ったが
うーん、もうちょっと考えてみよう。 GITの上にQuilt相当を実現するStGITというのもあるらしいから、それも調べてみないとな。
今日だけで二件も取材を受ける。なんだか有名人になったみたい。
Pythonの文法を自由に再定義できるようにした新言語。 またはPythonバイトコードを吐くマクロ処理系。
が、1分で分かる紹介を 読んでもあんまりうれしい気がしないのはなぜだろう。
APLの後継であるJの機能をSchemeで提供するという試み。
Jの配列演算ははまれば非常に生産性が高いのだが、 なにぶん演算子が難しい。JはASCIIで表現できるので オリジナルAPLよりはマシなのかもしれないが、 それでもまだつらい。
Redickについては、ユーザガイドを 読む限りでは(少なくともAPIは)見て覚えられるようなもののようだ。 そのぶん、簡潔さは失っているんだけど、write-only languageになるよりは 良いことなんじゃないだろうか。
SchemeでできるということはRubyでもできるということだよね。 誰か挑戦してみないかなあ。
GTD(Getting Thing Done)を実践するためのツール。
世の中にはGTDといいつつ単なるToDo管理ツールでしかないものは 数多くあるのだが、こちらは
という「ちゃんとした」GTDの手順にのっとっている。
私自身はGTDを身に付けてないので使いこなす自信は無いが、 自分の生産性をあげるためには有効なツールのような気がする。
actionboxはエントリ作成に重心が置かれていて、 その点は優秀なので、今後はタスクを眺めて「次のアクション」を見つける機能や、 リマインダ機能が充実するとよいんだろうな。 あまりそっちに重点を置きすぎると世にあるToDoツールとの差別化が難しくなるかもしれないけど。
OSC2008しまねで、EC-One(またはRuby Business Commons)の最首さんと対談。
基本的にRubyKaigiでの対談と同じ線、と思っていたのだが、 結局はその場のノリで全然違う話になったな。
最首さんは大変話が上手なので、こちらは合いの手を入れるだけで 対談が進むのでありがたい。オープンソース、協調、リアルとバーチャルのコミュニケーション、 地域(地方)の振興などのテーマで話した。
その後、一日中OSCの会場にいたのだが、 内職で原稿は書かないといけないし、帰国してからの「突発性眠くなる病」はあいかわらずだし、 パネルでは「まつもとさんが寝てる」とか言う人がいるし(恥ずかしい)、 なんかいろいろだった。
懇親会は、安来節の公演があったりしてびっくりした。 OSCで市長やら知事やらが来ちゃうってのも普通じゃないよね。
今年は気をつけてANAに乗るようにしていたら、 マイレージクラブのグレードがプラチナになった。 これでスターアライアンスでもラウンジに入れる。
今後は来年もサファイアが維持できるようにJALに乗るようにするかな。
高い年会費を払ってカードを作ると特権が維持できるのだが、 その価値があるのかないのか。