いろいろ書きました。今月は合計20ページも書いたことになる。 がんばったなあ。
で、これに関して個人的に一番面白かったのは、 「Rubyの神髄」を推測したYuguiさんの記事。 また、Yuguiさん自身の言葉にも感銘を受けた。
Rubyは本当に、昨今のある程度知られた言語たちに比べて真新しい点というのはないと思うんです。言語機能に関してはまつもとさんが常々おっしゃってるとおり「C言語で実装してある処理系の間であれができるこれができるというのを競っても意味がない」ですし。構文もどこかで見掛けたようなのを細かくチューニングしているに過ぎないわけです。殊に、この特集の中でJavaScriptやEiffelと並べられると非常に弱い。でも、チューニングするにあたって、やはりRubyの個性が出てきている筈で、私がRubyを習得するにあたり「こいつ本物のアホだ(褒め言葉)。普通こんなんやらない」と思ったような点をひねくり回してRubyの個性をできるだけ描写しようとしてみました。
Rubyはなー、本当にブロックの終わりがendであることとメソッドがオブジェクトでないこと以外は極めて普通だと思う。逆に、なんで他の手続き型/オブジェクト指向/動的強型付言語はRubyじゃないんだろう。
まさにその通り。さらに言えば、ちょっと昔だとendで終わることも普通だった。 AlgolとかAdaとかModulaとかEiffelとか。
で、「なんで他の手続き型/オブジェクト指向/動的強型付言語はRubyじゃないんだろう」というのは、私にとっても興味深い謎である。現時点では「デザイナーの趣味が違うから」以上の答えを持ってない。